帰省せずにできる母の日サプライズ!家族の絆を感じられるアイデア

帰省せずにできる母の日サプライズ!家族の絆を感じられるアイデア

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20~29 子ども 50~59 母親
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この物語はフィクションです。アレンジやマネできるアイデアであなたのサプライズをお手伝い!

母に内緒で仕掛けたきょうだい集合のサプライズ

『お母さん、待ってたよ~! 久しぶりだねぇ、元気?』

約束の時間から5分ほど過ぎた頃、ようやく母がグループチャットのトークルームに入室してきました。
見慣れた笑顔の母が、パソコン上に映し出されます。

「あ、美香子。よかったぁ、無事繋がって。教えてくれていた手順通りにしたらできたできた! こっちは私も父さんも元気よ~。美香子も元気?」

『うん、元気だよ!』

コロナの影響で長らく帰省できていなかったため、母の顔を見るのは半年以上ぶり。
電話は時々していたものの、やっぱり顔を見ると安心します。

そのため特にこれといった報告や出来事はないのですが、たわいもない会話ですぐに盛り上がる私たち。
さすが話すのが大好きな似た者親子です(笑)

それから10分ぐらい経ったあと。
トークルーム内に、ある2人の入室申請がありました。

私は母に悟られないように会話を続けながら画面横でマウスを触り、入室許可の手続きを済ませます。

「あら? 画面が急に増えたんだけど、私のパソコンおかしくなっちゃったのかしら?」

突如増えた2つのトークルームには、白い壁が映し出されているだけで人影はまだありません。

『ふふふ、お母さんちょっと待ってて。じゃあ、お二人さんどうぞ~!』

「じゃーん! 母さん、元気~?」

それぞれの画面に声を揃えて登場したのは、兄と妹の2人。

「え、え? 雄太に麻衣子!? ちょっと、どうしましょ。美香子これどうなっちゃっているの?」

突然のきょうだい集合サプライズに、母は驚きが隠せない様子です。

2年分のありがとうの気持ちを込めて特別な母の日を

我が家は、父・母・兄・私・妹の5人家族。

兄と私は仕事で県外に出ていて、妹も昨年の春から大学進学で一人暮らしを始めました。
なので、今実家は父と母の2人だけです。

昨年夏頃に一度帰省できたものの、コロナの影響でそれ以来母とは会えていません。
年末年始の帰省も、去年は泣く泣く諦めました。

なので、家族全員が集合できたのは一昨年のお正月以来。
口には出しませんが、母も父もきっと寂しいと感じているはずです。

そんななか、気が付けば今年ももうすぐ母の日。
昨年の今頃はちょうど緊急事態宣言真っただ中だったので、母の日は何もできずじまいでした。

そして今もまだ収まらないコロナ。
今年も帰省するのはためらうところです……。

かと言って、家で採れた野菜やお米を定期的に送ってくれて何かと私を気遣ってくれている母に、2年続きで何もしないわけにはいきません。

母の日は、日頃の感謝の気持ちを伝える大切な日。
そう考えた私は、離れていても母に喜んでもらえる方法について模索し始めました。

帰省せずにできる母の日サプライズをきょうだいで考案

まずは毎年母の日恒例でプレゼントしているお花をリサーチしてみます。

『今年はどんなお花にしようかなぁ。こんなご時世で家で過ごす時間も多いから、できるだけ長く楽しめるものがいいな。ブリザードフラワーってのもアリかもなぁ』

そんなことを思いながら、ネットで色々検索してみます。
すると、偶然たどり着いたサイトで、とっても素敵なお花に目が留まりました。

それは“SAKURAバスケット”というアイテムです。

2種類の桜に加え紫陽花や実、リーフなど数種類のアーティフィシャルフラワーがバスケットの中に溢れんばかりに詰め込まれています。
また、やさしい色合いながらにどこか強い生命力も感じられる雰囲気も印象的。

長引くコロナの影響に気が滅入りそうになることもありますが、このお花を見れば何だか心も元気にしてくれそうです。
そう感じた私はプレゼントの一つをこのお花にすることに決め、早速購入手続きへと画面を進めます。

そして、もう一つ。
お花選びをしている最中に、ふと思い浮かんだアイデアがありました。

お花もきっと母なら喜んでくれますが、やっぱり今母にとって一番嬉しいのは家族みんなで集まれること。
ならば、兄と妹も誘ってきょうだい3人で協力してちょっとしたサプライズを仕掛けたいと考えたのです。

そこで、3人のグループラインにメッセージを入れてみます。

『もうすぐ母の日だけど、雄太兄ちゃんと麻衣子何するか決めてる? もしまだならちょっとみんなで協力しない?』

すると二人からすぐに返信がありました。

二人ともまだ何をするか決まっておらず、ちょうど悩んでいたところのようです。
そのため、私の提案に快諾してくれました。

ちなみに私が提案した内容というのは、母の日当日、母とグループチャットで会話をしているからサプライズで2人が登場してきてほしいというもの。
パソコン上とはいえ、1年以上ぶりのきょうだい集合にきっと母は喜んでくれるはずです。

あと、麻衣子からも素敵な提案がありました。
それは、プレゼントは3人からという形にして、お花とあともう一つ、デジタルフォトフレームも一緒に贈ってはどうかというものです。

なかなか直接会って話がしづらい昨今。
それぞれの近況写真を入れて送れば、きっと母だけでなく父も喜んでくれるのではと考えました。

麻衣子のナイスな提案に雄太兄ちゃんも私も賛同し、母の日に間に合うよう早速準備を進めていくことになりました。

家族の強い絆を感じられた忘れられない一日

そして迎えた母の日。

母とグループチャットを通してたわいもない会話を楽しんでいる最中、計画通りサプライズで現れた雄太兄ちゃんと麻衣子。
母は「え、え? 雄太に麻衣子!? ちょっと、どうしましょ」と大慌てです。

「ちょっとお母さん落ち着いて~(笑)」
と麻衣子に声をかけられ、一生懸命深呼吸する母の姿にきょうだい3人で大笑い。

『実はね、今日母の日だからみんなで時間を合わせてたの。こうすれば、離れていても家族みんなで集まれるでしょ』

「そうだったのね。もー、母さん驚いちゃった。でも3人元気そうで安心した!」

最初は驚いていた母ですが、そう話す表情はとっても嬉しそうです。

「でもね、実はまだあるんだ。父さーん! 例のアレお願い!」
画面に向かって雄太兄ちゃんが大きな声で呼びかけます。

すると、父がプレゼントを持って母のもとへ登場。
「これ、みんなから。母の日のプレゼントを贈ってくれたよ」

実は、父には今回のサプライズ内容を事前に話していて、母がパートに出ている時間帯を指定してプレゼントを郵送していました。
そして、母へ渡してもらう役目も父にお願いしていたのです。

「え、これも私に? わぁ、とっても素敵なお花。母さんの好きな雰囲気だわ! みんなありがとう」

続いてもう一つ、父がデジタルフォトフレームも手渡します。

『お母さん、それスイッチ入れてみて』

私に促され母がスイッチを入れると、あらかじめ入れておいた写真が流れました。
最初に入れておいた写真は、メッセージを書いた画用紙を持って撮影した3人それぞれの写真です。

“いつも気にかけてくれてありがとう。また旅行に行こうね 美香子”

“落ち着いたらまた帰るから待ってて。今度ご飯奢るよ 雄太”

“実家が恋しいよ! また母さんの肉じゃが食べに帰るね 麻衣子”

これは雄太兄ちゃんのアイデア。

面と向かって気持ちを伝えるのは恥ずかしいですがこれなら私たちも伝えやすいし、サプライズ感も出せるからいいねと満場一致で採用になったのでした。
母も写真をスライドさせながら、ちょっぴり涙ぐんでいる様子です。

「この写真たちとお花を見たら、毎日パワーがもらえそう。色々考えてくれてありがとね。早く家族みんなで集まれる日が来るといいな」

『うん、またみんなで帰るから楽しみにしていてね!』

その後は父も交えて、久しぶりの家族の時間を過ごした私たち。
1時間以上話していましたが、あっという間の楽しいひと時でした。

離れていてもやっぱり家族の絆ってすごい!
きっと全員がそんな風に改めて感じた母の日となりました。

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