今年はグランピングクリスマス!夫へ“時”を贈るサプライズアイデア

今年はグランピングクリスマス!夫へ“時”を贈るサプライズアイデア

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今年のクリスマスどう過ごす?タイプ別サプライズアイデア 今年のクリスマスどう過ごす?タイプ別サプライズアイデア

毎日忙しい夫へ“何もしない時間”をサプライズ!

クリスマス前の土曜日。

「遅くなってごめん!」
夫が職場から慌てて帰ってきました。

今日は夫とクリスマスデートに出かける予定です。

『いいよいいよ、むしろ思っていたより早かったね』
と返すと、安心したように夫が笑います。

「すぐ着替えるから、ちょっと待ってね」
とクローゼットへ向かう彼へ
『動きやすくて暖かい服がおすすめだよ~』
と声を掛けました。

今日はこれから、夫をグランピングに連れていく予定です。
しかし彼は行き先を知りません。

「動きやすい服……?」

不思議そうな彼に、コッソリ用意しておいた服を差し出します。

『今日はこれからグランピングに行こう!』


これはクリスマスに夫へ贈る、“時”に関するサプライズアイデアのお話です。

結婚してからクリスマスは夫が計画。でも……

これまでのクリスマスデートは、毎年夫が計画してくれていました。
数ヶ月前からリサーチして、人気のホテルディナーを予約してくれたり、私がテレビを見ながら『行きたいな~』と呟いた温泉を予約してくれたり。

でも今年の彼はとても忙しそう。
直近の1ヶ月間、休み返上で働き続けています。

このままだと倒れてしまいそうな彼を見て、とても心配になった私。

『ねえ、そろそろ休まないと倒れちゃうよ』
と声をかけてみると
「ちょうどプロジェクトが2つ重なっている時期で、どうしても休めないんだ。でもクリスマス前には落ち着く予定だから。……あ! そうだ、クリスマスの予定もそろそろ考え始めないと……」
との返事が。

そこで私は思い付いたんです。
今年のクリスマスは、私が彼に“時間”をプレゼントするって。

『ねえ、樹。今年のクリスマスは、私に任せてもらえない?』
と伝えると
「え? いいの? クリスマスの計画を立ててもらうなんて、初めてだよね。どうしよう、もう今から楽しみだよ。仕事もがんばれそう!」
と答えてくれます。

早速クリスマスの過ごし方を考えることにしました。

時間を気にせずゆっくり過ごせる場所として最初に思い付いたのは、温泉旅館です。
でも計画を立て始めたときにはもう11月上旬。
どこも予約がいっぱいです。

自宅でのパーティーも考えましたが、あまり料理が得意でない私が上手くパーティーを盛り上げられるとも思えず……。
しばらく悩みながら旅行サイトを眺めていました。

すると、ふと“グランピング”という選択肢があることに気が付きます。
この前、テレビで特集していたのを偶然観て、夫と「いつか行きたいね~」と話していました。

調べてみると、自宅から1時間ぐらいの距離に人気のグランピング施設がある様子。
しかもまだ、クリスマス前の土日に予約が取れそうです。

「これで決まり!」
と一気に予約を進めました。

夫へは行き先を伝えずに当日を迎えます。
その方がミステリーツアーっぽくて面白いかなと思って。
1泊2日で出かけることだけ伝えておきました。

時間の概念をなくすクリスマスの旅へ出発!

予定ギリギリに仕事を片付けてくれた夫。

「大変だったけど、やっとひと段落。もう休日出勤もないし、来週からは定時で帰れるー! 思いっきりクリスマスデートが楽しめるよ」
とご機嫌です。

今日がとても楽しみだったようで、車に乗り込むと早速、
「で、今日はどこに行くの?」
と目を輝かせながら聞いてきました。

『まあまあ、1時間ぐらいで着くから寝てていいよ』
と伝えると
「えー! ワクワクしてとても眠れないよ」
とケラケラ笑います。

……しかし、相当疲れていたようで5分後には爆睡(笑)。

1時間後にグランピング施設へ到着すると、
「……え?! ここどこ?!」
と見たことないほどビックリした顔をしていました。

クリスマスということもあり、施設全体がイルミネーションになっています。
キラキラ輝く景色は、まるで異世界です。

今日宿泊するのは、グランピング用のドームテント。
広々とした室内にはふかふかのベッドや大きな薪ストーブがあり、奥にはなんと温泉まで用意されています。

まさに寒い冬にピッタリなグランピング施設です。
どこかへ移動することなく、とにかくゆっくり過ごせるようにこのグランピング施設を選びました。

ただ1つだけ、スタッフの方に部屋から片付けてもらったものがあります。
それは『時計』
です。

ここ数ヶ月、時間に追われてきた夫に、今日だけは時計の存在を忘れてほしいと思いました。
食事の用意や片付けもスタッフの方がしてくれるので、ここでは何もせずくつろぐだけでOK。

“何もしない”を楽しむクリスマスが実現できそうです。

さあ、サプライズパーティーの始まり。
彼に『時間』をプレゼントしていきます。

まずはリラックスするため、夫には温泉へ入ってもらうことにしました。
夫が温泉を楽しんでいる間に私は飾り付けを、そしてスタッフの方が晩ご飯の準備を進めてくれます。

グランピングでもクリスマスっぽさを楽しみたくて、キャンドルや壁掛けツリー、ガーランドなどのちょっとした飾り付けを車のトランクに積んで持ってきていました。

飾り付けをしなくてもオシャレな室内でしたが、飾り付けでクリスマス感UP。
なんだか私までワクワクする空間になりました。

晩ご飯も、クリスマスっぽいメニューをオーダー。

バーニャカウダにポタージュスープ、焼き立てのステーキに小さなケーキ。
2人では食べきれないほどのご馳走が、あっという間にテーブルいっぱいへ並べられます。

美味しそうな香りに呼ばれて、夫がお風呂から出てきました。

「うそ?! こんな豪華なご飯がここで食べられるなんて。ってあれ?! なんか部屋がクリスマス仕様になってない? 朱莉が飾り付けしてくれたの?」
と、ご飯にも飾り付けにもとにかく驚いている様子です。

早速二人で椅子へ腰かけ、ワインで乾杯。

「こんな風にゆっくりご飯を一緒に食べるなんて、久々だね」
と終始ウキウキな様子の彼。

『チェックアウトはお昼だから、のんびり過ごそう』
と声をかけると
「え?! じゃあさ、もう1本ワインあけちゃおうか」
とニンマリしています。

おいしいご飯にワインを思う存分楽しんだ後、毛布をかぶってテラスの焚き火にあたりながら星空を見ることにしました。

かなり寒い日だったので、ホットコーヒーも用意。
テラスにあるソファに寝そべりながら、ゆっくり星を眺めていました。

「ねえ朱莉。今日は本当にありがとう。グランピングで過ごすクリスマスって、こんなにも贅沢な時間なんだね。ここ数ヶ月は忙しかったけど、その疲れも全部吹き飛んだ気がするよ」
と声をかけてくれる夫。

その一言で、グランピングクリスマスは正解だったと思いました。

その後、心ゆくまで星空を眺めた私たちはもう一度温泉で体を温め、眠気に誘われるまま深い眠りにつきます。

これからも同じ時を刻むため、贈ったプレゼントはペア○○○○

翌日。
目覚ましも何もない中、朝の光で目が覚めました。

こんな日は久しぶりです。
まだ隣でぐっすり眠っている夫を起こさないよう、外の空気を吸いに出てみます。

出口で偶然スタッフの方とばったり。
朝食を届けに来てくれたようです。

差し出されたのはオシャレなピクニック用のバスケット。
中には焼き立てのパンと美味しそうな目玉焼き、種類豊富なフルーツにポットへ入った温かいスープがセットされています。

彼を起こさないようコッソリ部屋へ戻り、テーブルに並べることにしました。

『この朝食には絶対コーヒーが合う!』
と思った私は、備え付けのミルでコーヒー豆を挽いていきます。

「わ~、コーヒーのいい香り」

夫が目を覚ましたようです。
ポットに入ったスープをお皿へ注ぎ、優雅な朝ごはんをいただきます。

いつものように時間を気にすることなく、自分のペースでゆっくりと味わえる朝ごはん。
夫はコーヒーが気に入ったようで、じっくり時間をかけて2杯堪能していました。

コーヒーを飲み終えた後、夫が突然キョロキョロと周りを見渡します。

『どうしたの?』
と声をかけると
「いや~、今何時だろうと思って。そういえばこの部屋、時計がないんだね」
と返事が。

『ここにいるときぐらいは、時間を気にしないでほしいなと思って片付けてもらったんだ』
と返すと
「それ本当にうれしい! 時計があるとつい目で追っちゃってたと思う。ありがとうね、朱莉」
とにこやかにお礼を伝えてくれました。

『あ、でもチェックアウトもあるし、そろそろ時計があった方がいいよね。うーんと、そうそう、ベッドの横に時計の箱が置いてあるって言っていたような……』
と呟くと
「OK! ちょっと見てくるよ」
と席を立つ夫。

さあ、お待ちかねのプレゼントタイム。
実は今日、先に起きたタイミングでベッド脇に飾り付けた壁掛けツリーの足元へプレゼントを置いておいたのです。

これまで忙しく過ごしていた彼ならきっと、どれだけリラックスしていたとしても時間が気になる瞬間が来ると思いました。
それが今のタイミングだったというワケ。

「あれ?! 朱莉―!」
私を呼ぶ声が聞こえます。

『ふふ、気付いた?』
「やっぱり! これ、プレゼントだよね。ビックリしたー! ねぇねぇ、開けていい?」
『もちろん!』

用意したのはペアウォッチです。

時計を見るたびに、今日のこのゆったりとした時間を思い出してくれればと思い、ペアウォッチを選びました。

箱を開けると、思っていた以上にうれしそうな表情を浮かべてくれる夫。

「朱莉、ありがとう。時計を隠してくれたり、開放的な気分になれるグランピングをチョイスしてくれたり、最後の最後にはこんな風にプレゼントまで用意してくれたり。なんだか子どもの頃に戻った気分で、本当に楽しいクリスマスになったよ」
とお礼を言ってくれました。

『忙しくてしんどいときには、この時計を見て今日のことを思い出してほしいんだ。それでまた、グランピングに来ようよ。いつでもまた予約するからさ』
「やったー! 仕事って、がんばったらいいことあるんだねぇ」

幸い、チェックアウトまでまだ2時間もありました。

最後にもう一度ゆっくり温泉へ入り、テントの周りを散策して。
時間いっぱいグランピングを満喫しました。

「ねぇ、俺来年から毎年クリスマスにはグランピングしたいかも」
と満足そうに笑う夫を見て、帰宅後すぐに1年後のクリスマスに泊まるグランピング施設を探し始めた私です(笑)。

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