姉に贈る出産祝い ~ハンドメイドおむつケーキでサプライズ~

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このサプライズに使用されたアイテム

姉が結婚して遠方に

大学を卒業後、しばらく地元の企業で働いていた姉が結婚して遠方に行くことになりました。
大学時代に知り合ったという男性もまた、ご自身の地元で働いていたのですが、転勤で北海道へ行くことになり、遠距離恋愛にしては遠すぎるし、再び本州に戻ってくるかどうかもわからない、ということで結婚することになったのです。

姉とは年が近く、仲良くしていたので、結婚は嬉しいものの遠くに行くことが寂しくて、結婚式の前の日はなんだかちょっと泣いてしまいました。
会うことは難しくても、LINEで顔を見ながら話すことができるのに、不思議なものですよね。

姉の結婚式から約1年後、姉から妊娠したという報告がありました。

そして、今住んでいる地域は病院まで距離があるので、里帰り出産を考えているとも教えてもらいました。

里帰りしたけれど管理入院に

姉の妊娠は、赤ちゃんは順調であるものの姉自身に切迫早産の気配があるということで、一泊的な里帰り出産よりもやや早めの、妊娠8か月の時に戻ってくることになりました。
赤ちゃんが大きくなってから長距離を移動すると、母体に負担がかかるためということでした。

「ただいま」

時々LINEで顔を合わせていたものの、姉に実際に会うのは正月以来です。

「久しぶりだね、お姉ちゃん」
「そうだね」

妊娠しているせいか、姉の顔は私が覚えているよりも丸く、優しくなっているような気がしました。

帰省時の姉はなかなか元気そうに見えたのですが、里帰り出産予定の病院で健診を受けると状態は思わしくないとのこと。
赤ちゃんがだいぶ下りてきているので、安静を指示されてトイレとお風呂と食事以外はほぼ寝た切りの生活に。

赤ちゃんは問題なく大きくなっているとのことで、ほっとしていたのもつかの間、帰省から1か月後には子宮頚管がかなり短くなっているということで、管理入院することになりました。
本人も出産前に入院になるとは思わなかったので、「赤ちゃんにいるもの準備してない~」と困りはてることに。

姉の代わりに赤ちゃんグッズの買い出しへ

管理入院とはいっても、最長でも妊娠10か月に入るまでの1か月ちょっとなのですが、姉はしょんぼりしてしまいました。
そこで、姉がリストアップしたものを母と私で買いに行くことに。

スマホを通じて北海道にいる旦那さんや、入院先の看護師さんたちと話をしながら姉はあれこれリストアップしていきます。
それを、週末に母と私で買い出しに行く段取りに。

赤ちゃんにいるものリストアップは、姉の気晴らしになったみたいです。

赤ちゃんグッズを集めていると、とあるキャラクターが印刷された肌着セットが目に入りました。
肌着セットは姉のリストに入っています。

そういえば小さい頃の姉はこのキャラクターが好きで、グッズを集めていたなあ。

このキャラクターの肌着セットがあるなら、これを姉への出産祝いにしようかなと思ったけれど、それだけでは物足りない感じ。

そんなことを考えていると、
「赤ちゃんのおむつはここじゃなくて、ドラッグストアのほうが安いみたいね」
リストを確認しながら母が言うので、ピンときました。

おむつケーキをハンドメイドしてみよう。
本物のケーキではないのだから、自分で作ろうと思えば作れるような気がしました。

姉の大好きなキャラクターのグッズと組み合わせたおむつケーキ

調べたところ、ハンドメイドのおむつケーキには、

  • おむつSサイズを1パック
  • ベルト
  • デコレーション用の造花やリボンなど

が必要とのこと。

まず、ベルトを輪にします。
おむつを2cmずつずらしながら重ねていき、ベルトの中に並べて円を描くようにならします。

真ん中の空洞部分にもおむつを丸めて入れ、芯を作ります。

おむつをビニールひもで止めてベルトをはずし、ビニールひもの上からラッピング用のリボンをまき、ホッチキスでとめます。
これでケーキの本体ができました。

せっかくきれいにセットアップしてある出産祝いのベビーセットをばらばらにしてしまうのはもったいないかなと思ったけれど、世界で唯一の贈り物にするためです。
ケーキの上にデコレーション用の花のほか、買ってきたベビーセットをばらして配置し、透明フィルムで包んで最後にリボンでフィルムを閉じます。

ハンドメイドとはいえ、なかなかの出来栄え。

姉は入院から4週間後、37週に入ったところで一度退院しましたが、子宮頚管が短くなっているだけあってすぐに破水し、38週目に入ったところで出産となりました。

「ずっと寝たきりだったから、体を起こしているのが逆にしんどいの」
その週末、お見舞いに行くと姉は「しんどい」と言うわりと元気そう。

「お姉ちゃんに出産祝い」

大きな紙袋からおむつケーキを取り出すと、姉は目をまんまるにして驚きました。

「これ買ったの? 立派だね、高かったんじゃない?」
「買ってないよ、作ったの」
「作ったの!?」
「だって、この肌着セットにおむつがついてなかったんだもん。お母さんが、おむつは絶対いるものだからって言うから、どうせならケーキにしようと思ったの」

私が言うと、
「そうなんだ! わざわざハンドメイドで作ってくれたんだ。私がこのキャラクター好きだって覚えていてくれたのね、ありがとう!」
と、姉が笑ってくれました。

それは私のよく知っている姉の笑顔でした。

結婚してなんだか遠くに行ってしまった感じがしていた姉だけど、やっぱり姉は私の姉のままだなと思えた笑顔でした。

今度は姉が私のために、出産祝いでおむつケーキを作ってくれるそうです。
問題は、私にはそういう予定がまったくないことなのですが。

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