【母から娘へ】初産のお祝いに…故郷のぬくもりが伝わる木製おもちゃのプレゼント

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娘はもうすぐ初めての出産

私・佐藤佳代子は岡山県で民宿を営みながら暮らす、60歳。

お客さんに、地元食材を活かした料理をもてなしたり、地域の観光地を案内したり……主人と一緒に穏やかな毎日を過ごしています。

そんな我が家ですが、もうすぐ家族の一大イベントが訪れます。
一人娘の真奈美が、初めてのお産を迎えるのです。

真奈美は、昔から子ども好き。
33歳になってやっと授かった赤ちゃんということもあり、電話越しで聞く真奈美の声ははずんでいます。

とはいえ、初めてのお産に不安も大きいようです。

(私も真奈美を産んだときは大変だったものね。頑張っている真奈美には、素敵な出産祝いを贈りたいわ……)

臨月である来月には、私も東京に行って、真奈美の身の回りのお世話をする予定でいます。
その前に出産祝いのプレゼントを見つけて、東京に持って行こうと私は考えていました。

出産祝いは故郷が感じられる木製おもちゃに

(出産祝いかぁ。真奈美も赤ちゃんも、二人とも気に入ってくれるもの……そういえば、真奈美が小さかった頃はどんな物が好きだったかしら……)

思い出したのは、音が鳴る木製のおもちゃでした。
ガラガラと振ったり、転がしたり、飽きずにいつも握りしめていたのを、よく覚えています。眠りにつくときでも、握ったおもちゃを離さないほど。

「ねぇあなた、真奈美のところへ行く前に出産祝いを準備したいのだけれど、赤ちゃんに“音の鳴るおもちゃ”はどうかしら?」

主人に相談してみると、
「真奈美もあのおもちゃ、大好きだったよなぁ。今じゃ色々なものが売っているだろうし、一緒に調べてみようか」
と、早速パソコンを開いてくれました。

すると、あるオンラインストアで、かわいらしい木製のおもちゃセットを発見。

角が丸く仕上げられていて無塗装なので、赤ちゃんが触ったり舐めたりしも安心です。
何より、木のぬくもりが感じられて温かい雰囲気。

詳しく見てみると、私たちの住む岡山県の工房で作家さんが手作りされているものだそう。
赤ちゃんが安心して楽しく遊べるだけでなく、東京で子育てをする真奈美にも、故郷を感じてもらえるぴったりのプレゼントです。

主人も気に入ったようで、早速オンラインストアで注文することにしました。

(無事に元気な赤ちゃんが産まれますように……)

東京で真奈美や初孫に会えるのを、私はとても待ち遠しく感じていました。

予定日より早く女の子を無事出産!

東京の真奈美のもとを訪れて2週間が経った、平日の夕方のことでした。

「お母さん……もしかして産まれるかも……」

急な陣痛と破水でうずくまる真奈美と一緒に、私達は急いでタクシーで病院へ向かいました。

それからの12時間、真奈美は繰り返し訪れる陣痛にも辛抱強く耐え、「もうすぐ、赤ちゃんに会えるんだね……」と言って本当によく頑張りました。
途中からご主人の優一さんも駆け付け、真奈美の体をマッサージしたり、手を握ったりして、みんなで赤ちゃんの誕生を待ちました。

「おぎゃーおぎゃーっ」

朝日が昇り始めた頃でした。
無事、真奈美のお腹から、元気な女の子の赤ちゃんが産まれました。

名前は“光里(ひかり)”。
眩しい朝日の光のように、周りを明るく照らしていける子に……という願いを込めて二人で決めたそうです。

「真奈美、頑張ったね。偉かったね」
「お母さん、ずっと傍で支えてくれて、ありがとう。お母さんがいたから、安心して頑張れたよ」

私は、ベッドに横たわる真奈美の体を優しく抱きしめました。

帰宅した娘と赤ちゃんに出産祝いのサプライズ!

数日後、優一さんのお迎えで自宅に戻った真奈美は、光里ちゃんを抱えながら歓声をあげました。

「わぁ! お母さんすごい! こんなにごちそう!」

退院した真奈美の出産祝いにと、腕によりをかけて手料理を振る舞ったのです。
海鮮たっぷりのちらし寿司や、和風ダレのローストビーフ、岡山産の南瓜で作ったポタージュなど……どれも、実家暮らしをしていたときに、真奈美がよくリクエストしたメニューです。

「お母さん、料理ぐらいしか自慢できるものないでしょう? 産後の栄養バランスにも良いように作ったから、安心してしっかり食べなさい!」
「お母さんありがとう!」

「あと、これはお父さんと選んだもの。出産祝いのプレゼント」
何だろう……と、真奈美は光里ちゃんを優一さんに預けて、プレゼントを広げました。

「すっごく可愛いおもちゃ! 優しい手触りで、鳴る音もカタカタ・チリンチリン、なんだかほっとするね」

「ふふふ、昔、真奈美もこういうおもちゃ、大好きで離さなかったのよ。それにこれ、岡山の工房で作られたおもちゃなんだって」

「え!? そうなんだぁ。だから、なんだか懐かしい感じするのかなぁ」

「お父さんも会いたがってるはずだから、落ち着いたら岡山にも帰っていらっしゃい」

「お母さん、ありがとう!!」

光里ちゃんが産まれて、真奈美はお母さんに、私はおばあちゃんになりました。
でも、私はこれからも真奈美のお母さんです。

離れて暮らしているけれど、「いつでも甘えていいんだよ」と温かく支えてあげたいな、と思います。

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