プリーズプロポーズ!奮闘する彼女に贈る、彼からのトランクいっぱいのサプライズ

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もうすぐ交際7年……彼にプロポーズしてもらいたい!

私・恵と瞬君は、付き合い始めて7年目。
学生を卒業してすぐに、5年前から同棲を開始し、喧嘩することもあるけれど仲良く一緒に暮らしています。

ただ、このところ私には深刻な悩みが。
それは……瞬君からプロポーズしてくる気配が全然ないこと!!!

確かに、今や二人でいることも当たり前のようになってしまったし、安定した関係は“カップル”というよりも“家族”と言った方がしっくりくるような気もします。
でもそれは、同時に“マンネリ気味”とも言えるわけで……。

私ももう27歳。
周りはどんどん結婚ラッシュを迎えて、幸せそうに挙式を挙げたり赤ちゃんを授かったり、そんなおめでたニュースを聞くと、どこか焦る気持ちがつのります。

私たちは来月に交際7年記念日を迎えます。
そのときに、どうにか瞬君にプロポーズしてもらいたい!!

そうだ、瞬君にプロポーズを少しずつ意識してもらえるよう仕掛けを仕込んでいこう……私はこの一世一代のプロジェクトに、あの手この手でチャレンジすることに決めました。

非日常を演出&想い出話で結婚を意識させよう!

その週から、すぐに作戦決行です!

「おはよー。ん? バラの花? 珍しいね、お花飾ってるの」

朝、ベッドから起きてきた瞬君が、テーブルを見てさっそく食いつきました。

「う、うん! 昨日花屋さんできれいだったから、思わず買っちゃった!」

実のところは、先日二人で見ていたテレビの恋愛リアリティーショーの演出を真似たもの。
ネットで色々と調べてみたところ、男性からプロポーズを引き出させるには、非日常を演出することが大事なんだそう。

「あれ? こんなところに写真掛けも……うわぁ懐かしい。これ大学3年のときだよね」

併せて準備していたフォトディスプレイの写真を見て、瞬君は嬉しそうな表情を浮かべました。

「そうなの、引き出し整理してたら写真が出てきて……他にも見つかったら、飾っていくね」
「ありがとう! この頃ってさ、就活やゼミが忙しくてなぁ。でもその時に恵に出会えたんだよなぁ」
「そうそう、よく一緒にドライブデートでいろんな所行ったよね!」
「ドライブ、最近行ってないけど、楽しかったよなー」

出だしは好調。私たちは、久しぶりに昔話に花を咲かせました。

それからというもの、週末には想い出の映画を一緒にDVDで観たり、同棲を始めた頃によく行った飲食店で久しぶりに食事したり、マンネリ気味だった日常が少しずつ動き始めました。

(これで、7年記念日のプロポーズは濃厚かも……!!)

作戦は上出来、と私もすっかり油断していました。

記念日前日にまさかのすれ違い……

私たちの7年記念日は土曜で、金曜の夜から一緒に家で美味しいものを食べて過ごそうと約束していました。

それなのに……

瞬君から金曜の夕方に届いたメールには、
「ごめん! 今晩会社の同期と飲み会になった。オールになりそう。明日の昼前には帰るね」
とありました。

(信じられない!! せっかく二人で、記念日前夜から一緒に過ごして祝いたかったのに……)

予想外のことに私は、
「今晩楽しみにしてたのにな。同期の方が大切なんだね、もういい」
と大人げない返信をしてしまいました。

瞬君と結婚したいと強く思う気持ちや、色々なアプローチをしてきたこの頃のことを思い浮かべると、私は職場のトイレで思わず泣き出してしまいました。

帰宅した私は、仕方なく一人で準備した材料で料理しました。
瞬君が今夜帰宅しないことは分かっていても、気づけば二人分の料理を作っていました。

(明日帰ってきたら、「美味しい」って食べてくれるかな……)

部屋のフォトディスプレイに飾った何枚もの写真を眺めながら、沢山の想い出を思い返した私は、一つの決心をしました。

(明日、瞬君にちゃんと謝る。そして私から、「結婚したい」って瞬君に伝えよう)

思いがけない彼からのサプライズ!!

翌朝、私はアパート前に停まる車のエンジン音で目覚めました。
玄関のドアが開くと、申し訳なさそうな顔をした瞬君が入ってきました。

「恵……昨日は、一緒に過ごす予定だったのに、本当にごめん」
「ううん、私の方こそひどい言い方をしちゃって、ごめんね」

瞬君は少し黙った後、「ちょっと来てくれるかな」とパジャマ姿のままの私を外に連れ出しました。
アパート前には、見たことのない車が停まっています。

「急にどうしたの? 何?」

驚いている私に向かって、瞬君は真面目な顔で言いました。

「今日は、僕たちの7年記念日だよね。今日は、一緒に二人の想い出の場所をもう一度、ドライブして回ろう。
大切な想い出を改めて一緒に心に留めたいんだ。この数週間、恵が思い出させてくれた気持ちを、大切にしたい」

そう話した瞬君は、車のトランクを開けました。

トランクには、なんとぎっしりと詰まったバラの花が。
そして、その真ん中には、キラキラと眩しく輝く指輪が。

「ごめん、昨日の夜はこの準備で駆け回ってて。実は指輪も今朝出来上がったんだ……。
恵、僕とこれからも、このバラに負けないくらい沢山の想い出つくってくれる?」

私の頬をゆっくりと涙が伝いました。もちろん、嬉し涙です。

私は、返事をする代わりに、瞬君に思い切り抱きつきました。
いろんなことがあったけれど、私のプリーズプロポーズ作戦は、大成功のようです。

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