母の日はサプライズをプレゼント!笑顔溢れるとびきりのアイデア

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病気を乗り越えた冬。母親の存在の大きさに気づかされる。

昨年の冬、私の妻は大きな病気をしました。

結婚して18年。
3人の子どもにも恵まれ、どこにでもある普通の家族として平凡で幸せな毎日を送っていました。

「お母さん、手術することになったの」

母親のその言葉を聞いて、子どもたちはどれほど不安に思ったでしょう。
家に帰ると当たり前のようにそこにいて、元気な笑顔で「おかえり」と迎えてくれる。
その当たり前が、突然なくなってしまうことへの驚きと戸惑い。

手術の日、私は子どもたちを連れて病院へ付き添いました。

一番上の長男としっかり者の長女は、妻を励ましながらも涙をぐっとこらえていたし、末っ子の次男は、私の手をぎゅっと握って終始泣いていました。
無事に手術が終わった時は、家族みんな、こらえていた涙があふれてきて泣きながら喜びました。

リハビリを経て妻が家に帰ってくると、静まり返った我が家はまた以前の明るさを取り戻しました。
おしゃべりで笑顔を絶やさない妻は、我が家にとって太陽のような存在。
明るく笑う家族の姿を目にしながら、改めてそう気づかされた出来事でした。

子どもたちから母の日の相談。お母さんを笑顔にしてあげたい!

4月も終わろうとしていた、あたたかな日曜の午後。
リビングで本を読みながらくつろいでいると、子どもたちが3人揃って私の傍へやって来ました。

「父さん、相談したいことがあるんだ」
長男の悠真(ゆうま)がそう切り出します。

もうすぐ、母の日。
毎年、花やお菓子を贈る程度だったけれど、今年は妻が笑顔になるようなサプライズを贈りたい!

というのも、以前と変わらず元気で明るい妻なのだが、時折辛そうな表情を見せるんだとか。

後遺症で体がしんどくなる時もあるし、“再発”なんて言葉が頭に浮かんで落ち込む時もある。
子どもたちが寝静まった後、そう私に弱音を吐くことがありました。

明るく振る舞っていても、子どもたちはちゃんと母親の姿を見ています。
でも、そんな母親を気遣う子どもたちの優しさが、私はとても嬉しく感じました。

「病気のことがあって、こうやって過ごす毎日は当たり前ではないんだって思ったの。
だから、ね!」
長女の陽菜(ひな)の言葉を受けて、次男の翔(しょう)が元気にうなずきます。

「うん! サプライズでお母さんをめいっぱい笑顔にしてあげるんだ!」
「だから、父さんにも協力してほしい」

子どもたちの言葉を聞いた私の返事は、もちろんイエス。
こうして、我が家の母の日サプライズ計画は動き出しました。

お面サプライズにTシャツ文字で「だいすき」を伝えよう!

「お母さんを全力で笑わせてあげること! それが一番の目的だからね!」
しっかり者の陽菜が男性陣を仕切りながら、サプライズの話合いが始まります。

まずは、サプライズの方法を考えようと、みんなでスマホに向かって検索していると、
「これ、ビジュアル面白いしインパクトない!?」
と、悠真が提案してきました。

「お面サプライズって言うらしいよ」
そう言う悠真のスマホ画面には、みんな同じ顔のお面をつけてポーズを撮っている写真が載っています。

「なんか、奇妙な光景だけど……笑 面白いね」
「みんなでお母さんのお面つけるの? 楽しそう!」
陽菜も翔も、その不思議で楽しい写真を見て、わくわくしている様子。

確かに、せっかくの母の日というイベント。
妻に笑顔になってもらう! というのが大前提ではありますが、辛い思いをさせた子どもたち自身にも楽しい思い出になって欲しい。

ということで、もちろん私も賛成で「お面サプライズ」採用!!

「みんなで同じお面をつけるなら、服装も同じにしたら?」
陽菜の言葉でさらにアイデアは加速します。

「じゃぁ、Tシャツに文字でお母さんへの気持ちを伝えるとか! 文化祭みたいなノリで!」
悠真がそれに続き、
「4人だから~……、だ、い、す、き! お母さん、だいすき! だね!」
翔の言葉に、みんな「ナイスアイデア!」と満場一致!

お母さんに全力で「だいすき」を伝えるサプライズ!
ということで、母の日サプライズは決定しました。

母の日サプライズ当日。お母さんを全力で笑顔に。

あれからみんなで、妻に見つからないようこっそりと準備をしてきました。
いよいよ、母の日。サプライズ当日です。

いつも通り買い物に出かけた妻を見送ると、悠真と翔がリビングを飾りつけ。
私は残った家事を片づけて、陽菜は晩御飯の支度を始めました。

今日は、陽菜のお手製カレーライス。
買い物から帰ったら、手作りお面をつけた4人でお出迎えし、家族みんなで母の日パーティーをする計画です。

妻が外出して2時間ほど経ったでしょうか。
部屋の飾りつけも残りの家事も終わり、陽菜のカレーもすごく美味しそう。
お面と、シャツの下に着た「だいすき」文字入りTシャツも準備OK!

ガチャ。

妻が帰ってきました。

「ただいまー!」
靴を脱ぐ音が聞こえます。

「なんかカレーの匂いするなーと思ったら、ウチだったからビックリしちゃった」
話し続けながらも足音がリビングに近づいてきます。

「陽菜、カレーつくったの? 美味しそうな匂い……ね……」
そう言いながらリビングの扉を開けた妻は、言葉につまって茫然としています。

何故なら、自分の顔のお面をつけた4人がこちらを見ながら座っていたから。
傍から見ると、軽くホラーな映像です。

「……ぷっ、あははっ!! もう、4人して何してるの!?」
ひと間置いて、妻は大爆笑。

ほんと、4人揃って何してんだか。
そんな風に自分たちも思うような可笑しな光景。
でも、妻のはじけんばかりの笑い声を聞いて、私たちの計画第一弾は大成功!

「全員、集合ー!!」
続いて、陽菜の合図で4人が横一列に並び、シャツを脱ぎます。

「え……? 何? 何!?」
突然の掛け声と行動に、妻はさらに驚いている様子。

「お母さん!!」

悠真の言葉を合図に、左にいる私から悠真、陽菜、翔の順に180度回転。
背中に書かれた文字を妻の方に向けながら、元気よく発声しました。

「だ!」
「い!」
「す!」
「きー!」

すると、妻は少し照れたような、でも物凄く嬉しそうな顔で、
「もう~、何これ? 照れるじゃない。
お母さんもみんなのこと大好きよ!」
そう言って、満面の笑顔を私たちに向けてくれました。

母の日サプライズは家族みんなが笑顔になれた!

「これ、何のお祝い?」
陽菜の作ってくれたカレーを前に、妻が聞いてきました。

「お母さん、今日は母の日なんだよ!」
翔がそれに答えます。

「あ、そっか。忘れてた……笑」
呆けたような妻の声。
完全に母の日のことを忘れていたようなので、今日のサプライズはさぞや驚いたことでしょう。

「来年もすっごく面白いサプライズするから!」
「それでまた、みんなでおもいっきり笑おうね!」
悠真と陽菜の明るい声が部屋中に響きます。

妻を全力で笑わせる母の日サプライズ。
家族みんなが笑顔になれる、とっても楽しいサプライズになりました。

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