夫から妻へホワイトデーのサプライズ~素直な気持ちをプレゼントに込めて

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結婚3年目、お互いが忙しい日々

私が24歳、夫が26歳。
2歳になる息子がいて、あちこち走り回ったり、私の言うことをなかなか聞いてくれなかったりと大変な日々を過ごしています。
夫も毎日仕事が忙しく帰宅が22時を過ぎることもあり、夫婦ともにあまり余裕のない日々が続いていました。

バレンタインデーにチョコを手作りする余裕はありませんでした。
子どもを連れての買い物だったので売られているチョコをゆっくり見る余裕すらなく、この年もバレンタインチョコは渡せずじまい。

「もっと生活が落ち着いたら家族で季節のイベントも楽しめるだろうな……」

忙しくしているうちに、バレンタインデーもあっという間に過ぎていきました。

2人のイライラがピークに……

夫の仕事はさらに忙しくなり、帰宅すると子どもは寝ている時間。
残業は当たり前で休日出勤もしていました。

息子の面倒を見てくれる時間なんてありません。
夫にちょっとした家事をお願いしても「疲れている」と言われることもありました。

ある日、どうしても外せない急用が入り「息子を見ていてくれない?」とお願いすると、
「連れて行ったらいいんじゃない? 仕事で疲れているから眠たいんだ」
と言われてしまいました。

私は夫への怒りと「どうしてもっと上手く生活できないんだろう」という自分自身への憤りで、つい怒鳴ってしまいました。
私は普段怒ることはなく大声を出すこともなかったので、夫は驚いている様子。
息子は私が急に大声を出してしまったことで、泣き出してしまいました。

夫はとても申し訳なさそうな表情で、
「ごめん。俺が悪かった。子どもは見ておくから、行っておいでよ」
と言い、送り出してくれました。

私は夫のそんな顔と息子の鳴き声で我に返り、大声を出してしまったこと、息子を泣かせてしまったことで罪悪感に包まれながら、
「ごめん、急に怒鳴ったりして。じゃあ行ってくるね」
そう言って自宅を出ました。

もっと家事とか育児とかうまく出来ないかな……。

夫に優しくできる自分になりたいな……。

ほかのおうちではこんなトラブルないのかな……。

帰宅してから夜になるまで悶々とそんなことを考え、お風呂で少し泣いてしまいました。

ホワイトデーにまさかのサプライズプレゼント

いつものように息子のやんちゃぶりに付き合いながら家事をしていました。

テレビでホワイトデーの特集をしていて、すっかり忘れていたことに気づきましたが、
「バレンタインは何もしていないし……関係ないよね」
と期待していませんでした。

「来年こそはバレンタインデーにチョコを作ろう」
私は今年のホワイトデーを飛び越えて、早くも来年のバレンタインデーのことを想像していました。

この日は夫がいつもより早く帰宅。

「おかえり。今日はいつもより早いね。仕事、忙しくなかったの?」
と私が言うと、夫は足早に自分の部屋に行き、
「はい! これ、ホワイトデーだから!」
と言い2つの箱を渡してくれました。

「え!? 私バレンタインデーなにも渡していないのに……いいの?」

そう返事しながら夫の顔を見ると、
「もちろん。この間のケンカのお詫びでもあるし……」
と、シュンとした表情で言いました。

「いつも『仕事が忙しいから』って家事とか子どもを見るのを断って本当にごめん。
忙しいのはお互いさまだと思う。
これからは、俺もできる限り家事をするよ」
と、これまでの夫では考えられないようなことを言ってくれたのです。

私はこれまで1人で抱えていた家事・育児のストレス、ついほかの家庭と比べてしまう自分がいること、羨ましい家族を見たときのモヤモヤした気持ちがスッと軽くなったのを覚えています。

「ありがとう。でも仕事も忙しいんだから無理しないでね」
と夫に感謝を伝えました。

「これ! プレゼント開けてみて。喜んでくれるかはわからないけど」
と言われ、私は1つ目の箱を開けました。

中にはとても可愛らしい、淡いピンク色をしたバラのプリザーブドフラワーが入っていたのです。

「ありがとう、私の好きなピンク色だからテンション上がる!」
小さいながらもとても存在感があるピンクのバラは、私の心を一気に晴れやかにしてくれました。

「もう1つの方開けてみて! ダイエットしているってこの間言っていたから……」

箱を開けるととても美味しそうな焼き菓子が。
夫は私がダイエットしているのを知っていたので、低糖質のフィナンシェをプレゼントしてくれたのです。

「いつも『炭水化物が……ご飯は少なくしないと……』って言っていたから、これならいいかなって。
たまには甘いものも食べて息抜きをしたほうがいいかと思って」
私は低糖質で本格的なスイーツがあることを知らなかったので、夫の気遣いと美味しそうなスイーツにさらにテンションが上がりました。

「本当にありがとう。バレンタインになにもできなかったのに、こんなプレゼントをくれるなんて思ってもいなかった」

結婚3年目。
夫の思いやりと優しさを感じた最高のサプライズプレゼントでした。
同時に「この人と結婚して本当によかった」と心から幸せを実感した瞬間です。

「ホワイトデーまでこの2つを隠していたんだね。私、全然気づかなかった……」
サプライズや隠し事をするような夫ではないので、ホワイトデーまで隠し通せていたことに驚きました。

夫はこの日までプレゼントがバレてしまうのではないかとそわそわしていたようです。
慣れないサプライズを計画してくれていた夫を、本当に愛おしく感じました。

夫にも「キレイになった」と言ってもらうために、さらにダイエットを頑張る決意をしました。
低糖質フィナンシェは、スイーツのように美味しいのですが、普通の甘いお菓子よりも罪悪感がないので、ダイエット中の楽しみのひとつになりました。

来年のバレンタインデーは、私から夫にもっと素敵なサプライズを贈ろうと計画しています!

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