【健康を考えたバレンタイン】低糖質のスイーツギフト
文章
この物語はフィクションです。アレンジやマネできるアイデアであなたのサプライズをお手伝い!
私は、化粧品メーカーの総務部で働いています。
業種の関係もあるのか社内は女性が多く、部内の男性は私ひとり。
一応、部長という立場で働いていますが、なかなか女性という生き物は気をつかうというか何というか……。
まぁでも、みんな働き者でよく気もきくし、部内の雰囲気はおおむね和やかです。
そうだ、明日はバレンタインだ。
毎年、部内のみんなで美味しいチョコレートを買ってきてくれるんです。
私は甘いものに目がないので、いつもバレンタインを楽しみにしています。
最近は、「スイーツ男子」なんて言葉もあるくらいだし、甘いものが大好きでも決して恥ずかしいことはないのですが、いい歳をしたおじさんがチョコレートを前にはしゃぐのはちょっとアレなんで、毎年バレンタインチョコを前にテンションが上がっていることは内緒にしています。
お昼休憩に、大好きなコーヒーを淹れて、チョコレートでひと息ついているなんていうのは、きっとみんな気づいていないと思います。
バレンタインデーの朝。
いつも通り出勤して、部署の扉を開けました。
あれ?
いつもなら、出勤の早い数名が部屋の掃除をしたり、デスクでメールチェックをしたりしているのに、今日は誰ひとりいません。
珍しいな、と思いながら、自分のデスクへ向かうと……。
そこは、見たこともない光景になっていました。
パソコンのモニターが、画面が見えなくなるほど付箋だらけになっていたのです。
どうしていいか分からず、しばらく唖然としてしまいましたが、よく見ると、ひとつひとつの付箋にメッセージが書いてあります。
「部長へ いつも優しく指導してくださってありがとうございます!」
「部長のおかげで、うちの部署はみんな仲がよく、とても働きやすいです。ありがとうございます!」
「子どもが熱を出した時、嫌な顔ひとつせず逆に心配してくださり、ありがとうございます! きっとお家でもいいパパなんでしょうね(^^)」
ひとつひとつ手書きで書かれたメッセージ。
そんな風にみんなが思ってくれているとは予想外だったので、不覚にも胸にこみ上げるものを感じながら、付箋のメッセージを手にとり読み進めていました。
すると、突然!
「サプライズ! だいせいこ~~う!!」
という声と共に、扉から部署のみんなが入ってきました。
「部長! 驚きましたか?」
「ちょっと泣いちゃったりしましたか?」
なんて、みんな口々に言いながら、私を取り囲んでいきます。
「部長、いつもありがとうございます!
コレ、私たちからです。」
そう言って差し出されたのは、ゴディバ (GODIVA)のチョコレート。
「みんな……。
ありがとう!!」
美味しそうなチョコレートも嬉しかったのですが、何よりみんなが一生懸命準備してくれたサプライズが嬉しかったです。
計画が大成功してにんまり顔だったり、普段伝えない気持ちを伝えて少し照れ笑いだったり。
部屋中が笑顔に包まれた、最高に幸せなバレンタインでした。
お昼休憩。
早速、もらったチョコレートを食べるためコーヒーを淹れようと席を立つと、横からさっとマグカップを差し出されました。
「部長が甘いもの大好きなのはみんな知ってますよ。」
「はい。コーヒーと一緒にスイーツタイムをどうぞ。笑」
そう言われながら席へと促され、コーヒーの入ったマグカップを受け取りました。
実は、このコーヒーもプレゼント。
私がコーヒーと一緒に甘いものを食べる時間を楽しみにしていることは、女性陣にはお見通しだったみたいです。
コーヒーをすすりながら、甘いチョコレートを堪能。
至福の時間です。
そして、食後に差し出されたのは1冊のスクラップブック。
モニターに貼られた付箋を集めて、写真と一緒にスクラップブックにしてくれたんです。
こんな手作りプレゼントをもらったのは生まれて初めて!
最後までぬかりないサプライズ。
わが部署ながら、きめ細かい心遣いに感嘆しつつ、これからもみんなが楽しく働けるよう頑張っていこうと思いました。
クリックして確定後「評価する」ボタンから送信してください。
ちょっと個性的なもの、他の人と被らないもの。
特別なプレゼントをお探しの方に。
お探しのシーンと相手を選んで
あなたに合ったサプライズアイデアをみつけてください。
シーンを選ぶ
相手を選ぶ
探す