【感謝の気持ちを伝えたい】就職して初めてのクリスマスに両親へ贈ったサプライズのプレゼント

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このサプライズに使用されたアイテム

大好きな父と母。

私の両親は子どもを喜ばせるのが大好きで、クリスマスには色々な方法でプレゼントを渡してくれました。

例えばある年は、枕元にプレゼントがなく、代わりに紙切れが1枚だけ。

開いてみると「冷蔵庫の左側」とだけ書かれていて、不思議に思いながら冷蔵庫へ向かうとまた新しい紙切れがあり、今度は「洗面所の洗剤の下」と書かれています。
その流れを繰り返しているうちに、最後にやっとプレゼントへと辿りつけるというワケなのですが、途中からどんどん楽しくなって!
プレゼントをもらえたことだけでなく、こういった仕掛けを考えてくれていたことに対してもうれしさを感じていました。

他にも、クリスマス当日に宅配便でプレゼントが届いたり、大学へ向かおうと原付の荷物入れを開けたらプレゼントが置いてあったり。

「ああ!今年はこう来たか!」
と思わせられるプレゼントの渡し方を、両親は毎年考えていてくれたように思います。

でも、昨年は私が就職して初めて迎えたクリスマス。

少しずつ貯めていたお給料と初めてもらったボーナスで、両親へサプライズプレゼントを用意することにしました。

母へのプレゼントはルンバと美容院1回分。

母は兼業主婦。
仕事をしながら家事や育児をこなしてくれました。

自分が就職して初めて、フルタイムで働いた後に家事や育児をこなす大変さを痛感!
こんな生活を数十年と続けてくれている母をとにかく尊敬するしかありません。

もちろんできる限り手伝うようにはしていますが、最近は私も父も残業が多く、どうしても母の負担が大きい状況。
そこで、少しでもラクに家事を進めてもらえるようお掃除ロボットをプレゼントすることにしました。

選んだのはルンバ。

さらに、忙しい毎日を送ってきた母には、時間を気にせず美容院で心からリラックスしてきて欲しいなとも思った私。
時間がなくて半年に1回ぐらいしか美容院に行けない母ですが、本当はオシャレが大好きなのを知っていました。

ただ、予約しようにも予定が分からないので勝手に予約が入れられません。

悩んだ結果、
「冬のセールが始まるね!一緒に行かない?」
と嘘の誘い文句を使って、予定を聞き出すことに成功!

以前から母が、
「あの美容院、オシャレでいい感じよね。」
と憧れていた美容院に事情を話し、予約させてもらいました。

父へのプレゼントはカナダグースのダウンジャケット。

父は車通勤であまり外を出歩く機会がないからと、アウターはいつも薄いトレンチコートを着ています。

でも私が自立した今、休日に母とデートへ出かけることが増えてきた父。
デートとなると車を降りて、ゆっくり並木道を歩くこともあるようなのですが、トレンチコートだと寒くてさっさと帰ってしまうことを母から聞いていました。

「本当はね、久しぶりに手を繋いで歩いたり、ベンチに座ってコーヒー片手におしゃべりしたりしたいのよ。」
と、母はどこか寂しそうに笑います。

久しぶりのデートをゆっくり楽しみたい母の気持ちも考えて、プレゼントはカナダグースのダウンジャケットに決めました。

感謝を込めて、渡し方はあえて両親のマネをしてみた。

さてプレゼントの手配が完了したところで、今度は肝心の渡し方を考えなければなりません。

たくさんのサプライズで小さな私を喜ばせてくれた両親。
今度は私がサプライズであっと驚かせてみたい!

だから、いろいろ考えてみたんです。

「オーソドックスだけど、いきなりサンタの服着て真っ正面から渡しちゃおうかな?」
「2人が寝入ったら、リビングにツリーを置いて、その下にプレゼントを並べるとか?」

…でもどれもしっくりきません。
ただ驚かせたいわけじゃなくて、感謝の気持ちも伝えたかったからこそ、上手な伝え方が思い浮かばなかったのです。

数日間、ずっと悩み続けました。
朝起きてすぐ考えて、夜寝る前も考えて、最後には仕事中も考えていたような…(笑)。

そして思いついたのは、小さなころに両親が私にしてくれたサプライズをオマージュすることでした。

きっとこれが、2人がしてきてくれたクリスマスのサプライズ1つひとつを私はきちんと覚えていて、大切な思い出となっていることを伝えられる1番の方法だと思ったからです。

待ちに待ったクリスマスイブの日。

こんなにワクワクしたクリスマスはいつぶりだったでしょう。

両親の笑顔を思い浮かべるたび、小学生みたいに、
「あと3回寝たらクリスマスだ!」
なんて数えながら心待ちにしていました。

昔と同じように家族みんなでクリスマスパーティーを開催。
おいしいお酒とおいしい料理に大満足の両親は、ぐっすりと眠りについてくれました。

さぁいよいよ私の出番です。

時刻は朝の4時。
こっそり両親の部屋へ忍び込み、枕元へ手紙を置いておきました。

その2時間後、早起きの母が部屋から出てきます。
でも枕元の手紙には気付いていない様子。

ニヤけそうな口元をおさえて、
「おはよ!ねぇ、枕元  見た?」
と促してみました。

「え~?なぁに~?」
と言いながら、ニコニコ部屋に戻っていく母。

手紙を手に戻ってきた母は涙目で、
「『冷蔵庫の横』って、なつかしい!
これ、昔みきちゃんに私たちがしたサプライズよね。」
と微笑みます。

そしてすぐハッとした顔になり、
「あ!もしかしてお父さんにもある?」
と問いかけてきました。

「もちろん!」
と答えると、
「それなら起こさなくっちゃ!」
と満面の笑みで父を叩き起こしに行きました。

「お父さん!起きて!サンタさんが来たよ~」
と子どものようにはしゃぐ母。

父はしばらく不思議そうな顔をしていましたが、母に促されて手紙を読むと、
「ああ、これは。。。」
と、なつかしそうに微笑みます。

「よし!母さん、一緒に探そうか。」
と2人は目を輝かせながら、手紙に書かれている場所へと向かいました。

その姿はまるで、小学生のときの私のよう。

「冷蔵庫の左」
「洗面所の洗剤の下」
「お父さんの通勤バッグの外ポケット」
「お母さんの化粧ポーチ」
「ピアノの中」
「リカちゃんのお家の中」

覚えている限り、あのときと同じ流れで紙を残しておきました。
最後にたどり着いたのは、私の部屋のクローゼットです。

「そうそう、あのときもここに隠しておいたんだよね。」
とうれしそうな両親に、
「そう。まさか自分の部屋に隠してあるなんて思わなくて、これはやられた!ってすごく悔しかったの(笑)」
と伝えると、見たこともない顔でやさしく目を細める両親。

そして父から、
「プレゼントもだけれど、こうやって喜ばせようとしてくれたこと自体がうれしい。
優しい子に育ってくれてありがとう。」
といううれしい言葉をもらいました。

「よし!サプライズ成功!」

………

そう言ってガッツポーズをしかけた私ですが、実は両親の方が何枚も上手で。

母が唐突に、
「あ、そういえば鞄の中に何かなかった?」
と問いかけます。

「…えっまさか?!!」
と思いながら鞄を覗くと、かわいい箱が出てくるではありませんか!

中に入っていたのは、私好みのかわいいピアス。
もちろん贈り主は、両親です。

「メリークリスマス!」

ああやっぱり、敵わないなぁ。

サプライズの後日談。

さすがに昨年のような高額なプレゼントを毎年は用意できないけれど、初めてのボーナスで、両親へサプライズのお返しができたこと、本当に良かったと思っています。

父はあの後、ダウンジャケットを着て母とデートをし、母はその翌日、ルンバに掃除を任せて、憧れの美容院で素敵な時間を過ごしたそう。

私はというと、大切なプレゼンがある日には必ず2人からもらったピアスを着けて勇気をもらっています。

クリスマスのサプライズって、当日はもちろんその後もずっと幸せが続くんですね。
今年はどんなサプライズにしようかな。

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