世話人として最初の大仕事「卒団式」
私の息子は小学校5年生。サッカーのクラブチームに所属しています。 この度、そのサッカーチームの世話人を引き受けることになりました。世話人としての最初の仕事が6年生を送り出す卒団式の段取りです。
まずは6年生保護者と監督・コーチの空き日程を調整し、卒団式の内容について打ち合わせを行うことに。 打ち合わせの議題としては、
一、卒団式の内容・流れ
二、卒団記念品の検討
三、余興内容
が中心となります。
卒団式全体の流れは、例年と同様に、
1.卒団生入場 2.チーム代表挨拶 3.監督・コーチ挨拶 4.チーム成績・個人成績の発表 5.卒団記念品贈呈 6.卒団生挨拶 7.歓談 8.余興 9.卒団ムービー鑑賞 10.卒団生保護者挨拶 11.主将引継ぎ 12.卒団生退場
となります。
子どもたちが楽しみにしている卒団記念品を何にするか
他のクラブチームでは毎年同じ記念品を贈呈しているところもありますが、私たちのチームは年度ごとに変えています。 理由は、インターネットの普及により子どもたちの嗜好も変化が速いですし、Amazonや楽天市場などで多数の卒団記念品が販売されており、昔と比較して記念品探しが容易になったことが挙げられます。
そして何より、このようなイベントで渡すプレゼントには口コミ効果があり、卒団生の弟やその友達など、新メンバーの加入に繋がる可能性があります。
毎年変えることで、「楽しみ」や「サプライズ感」を作りたいのです。
私は打ち合わせの席にノートパソコンとプロジェクターを用意し、「卒団記念品」と検索した画面を見せながら、6年生保護者、監督・コーチとディスカッションを行いました。
そこには「名入れオリジナルタンブラー」や「ユニフォーム型キーホルダー」「オリジナルTシャツ」など数多くの卒団記念品が並んでおり、一つを選ぶのが難しかったのですが、 ボールメーカーで有名なmolten(モルテン)の「写真立て メモリアルパブミラー」に決まりました。
パブミラーとは、アンティーク調のイラストや文字が書いてある鏡のことです。おしゃれなカフェやバーに行くと壁にかかっているのを見かけたことがあるかと思います。
Molten(モルテン)の写真立て メモリアルパブミラーは写真と文字を貼り付けることができ、簡単にオリジナルパブミラーが作れるようになっています。最大の決定要因は、英語で刻印されているメッセージの翻訳内容が、
「かけがえのない思い出」というタイトルに
なにかを知っていることより、
何かを生み出すことの方が重要だ。
何事も最初は難しいもの
まずはやってみよう。
そこから何かを学ぶなら
きっと失敗も成功になる。
夢は必ず成し遂げられる。
あきらめずに続けよう。あきらめずに。
というメッセージでした。
これから中学校に入学し、やがて社会に飛び立っていく子どもたちに向けて、常にチャレンジしてもらいたいという想いが綴られているパブミラーに、満場一致で意見がまとまりました。
特別な日だからサプライズを!
そしてもう一つ、私からサプライズの提案を行いました。先日、この打ち合わせの準備として事前に卒団記念品をリサーチしていた際に見つけたスポーツノートという商品です。この商品は、メールで送付した写真をノートの表紙に印刷してオリジナルノートが作れるサービスで、しかもサッカーチーム向けの専用デザインが用意されています。

このノートを使ったサプライズアイデアを6年生保護者、監督・コーチへ説明したところ、皆さん気に入ってくださり早速注文して準備にとりかかることとなりました。
卒団式当日
いよいよ卒団式が始まりました。チーム代表挨拶、監督・コーチ挨拶に続き、チーム成績・個人成績を発表。そして6年生の集合写真が張り付けられたパブミラーを卒団記念品として贈呈。
その見栄えの豪華さに子どもたちは驚いた表情で、「何これ!? カッコいいじゃん!」と大喜び。今年のチームは成績があまりよくなかったので、トロフィーや楯の変わりとしてもちょうどいい記念品になったと思います。
そして卒団生挨拶、歓談~余興と進み、いよいよサプライズを行う「卒団ムービー鑑賞」の始まりです。
卒団ムービーは6年生チームが発足してからの足跡を撮影した動画を編集し、卒団式のクライマックスとなる感動的な演出です。 練習風景、ミーティング風景、時には監督のゲキが飛び、試合に勝った時の笑顔、負けた時の涙、保護者の声援がBGMとともに流れます。
そして映像も終盤に差し掛かった時、6年生保護者が机に向かい何やら書き物をしている映像が。
そこで動画が止まり、6年生保護者全員がスクリーン前に立ちました。一人ひとりの手に「スポーツノート」を持って。
ノートに書いた子どもへのメッセージを順番に読み上げていきます。
・サッカーを通じて素晴らしい仲間と出会えたことに親として感謝している。
・レギュラーにはなれなかったけど、一生懸命練習している姿をみて嬉しかった。
・怪我をして心配をかけられた。
・仕事が忙しくてなかなか試合の応援に行けなくて申し訳なかった。
・中学校に入学しても仲間を大切に。思いやりを持って人と接してほしい。
など。
そして、そのメッセージが書かれた世界に1冊のオリジナルノートを子どもへ渡していきました。
表紙には監督・コーチと6年生保護者の集合写真とサッカーチーム名が。表紙をめくると手書きで、
「かけがえのない思い出」
なにかを知っていることより、
何かを生み出すことの方が重要だ。
何事も最初は難しいもの
まずはやってみよう。
そこから何かを学ぶなら
きっと失敗も成功になる。
夢は必ず成し遂げられる。
あきらめずに続けよう。あきらめずに。

パブミラーに刻印されている英語を翻訳した日本語メッセージが綴られています。