産前産後の里帰り出産でお世話になった実母。

私は嫁ぎ先の京都から実家がある広島へ帰省し、里帰り出産をしました。
母子ともに健康で無事出産することができた安堵感と喜びもつかの間、初めての育児で戸惑う大変な日々が続いていました。
こんな時、頼りになる実母が傍にいてくれて本当に有難かったのですが、色々助けてくれる母に対し、ストレスで八つ当たりしてキツく当たってしまったことも……
京都に戻って1ヵ月。育児にも慣れて気持ちが落ち着いてきたのか、ふと母に里帰りの時のお礼をしていないことに気付きました。
出産直後の苛立つ私のために色々助けてくれたのに、キツイ言葉を言ってしまった反省と感謝の気持ちを込めて、母にプレゼントを贈ろうと思い立ちました。

離れているけど孫の成長が伝わるように。
改めて考えてみると、母にとっては初孫なのでかわいくてしようがなかったと思うのですが、私の面倒も見させてしまって本当に申し訳なかったなと。
そんな反省をしながらお礼のプレゼントを何にしようか考えた結果、写真でスライドショーを見せることができるデジタルフォトフレームを送ることに。
私は息子の寝顔、笑顔、泣き顔、あくびをしている顔などできるだけ多くの表情をデジタルカメラで撮影し、メモリーカードを経由してデジタルフォトフレームへ取り込みました。
さらに説明書を読み進めていくと、タイマーや時計、アラームが設定できたり、画像のスライド間隔やパターンが変更可能といった魅力的な機能が豊富に付いてます。
私はつい夢中になってしまい、息子の表情に合わせてスライド間隔を変えたり、複数の笑顔写真をランダム再生されるようにしました。
母が見るとまるで目の前に孫がいるような出来栄えです。

おばあちゃんになったけど、いつまでも若々しくいてほしいから。
それからもう一つ。初孫が産まれておばあちゃんになった母へ、いつまでも若々しく元気でいてほしいという思いから、スキンケア用品のフェイシャルトリートメントマスクを送ることにしました。
母が使っている化粧品メーカーは昔から変わっていないので、同じメーカーの商品を注文。
このマスクで顔を覆ったままデジタルフォトフレームの写真を見ながら微笑む母の姿が目に浮かびます。
デジタル写真と化粧品。そして……
デジタルフォトフレームには息子の写真をたくさん入れましたが、もう一つ私からのメッセージを追加しました。
それは、いつも母のことを思い出させてくれる大好きな曲「いのちの歌」が写真のスライドと合わせてBGMとして自動再生されるように。
この曲の歌詞にある
「生まれてきたこと、育ててもらえたこと、出会ったこと、笑ったこと、そのすべてにありがとう この命にありがとう」が私の気持ちであり、母に対する感謝のメッセージです。