【潮風の中のプロポーズ】しまなみサプライズ海道

【潮風の中のプロポーズ】しまなみサプライズ海道 4.67 1

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初めまして!私は、29歳のOLです。

趣味は自転車。

人生で何をやっても長続きしなかった私がこんなにもワクワクしてハマったものは自転車が初めてで、小学生のころ、仲良しのユカちゃんがピアノを習い始めたとき、私も親にせがんでピアノを習わせて貰ったのに3ヶ月も経たないうちに辞めてしまい、中学生になって部活を始めた時も、すぐに幽霊部員となり、高校生になって周りの友達がバイトをするようになって、何だか大人に感じて私も通学途中にある喫茶店でバイトを始めてみたけど、夏休みが終わる頃にはバイトも辞めてしまいました。

もちろん彼氏ができても長続きしないですしね~(汗)

自転車との出会い。

ある日職場の先輩に久しぶりに合コンに誘われて行った時に、相手の男性陣が自転車仲間だという事で、半ば強引に後日私たちも一緒にしまなみ海道へサイクリングに行くことになったのがきっかけでした。

瀬戸内海を初めて見るわけではないのに、私は改めて上から見下ろしたその穏やかな海と白い筋を残しながら進む船の情景にまるで初めて見たような気持ちになり心が奪われました。

以前親戚が外国の知人が遊びに来た時に、しまなみ海道を車で走っていると、その外国人が「こんなに大きい川は見たことがない!」と驚いたらしくて、海なのに波が無いから川と勘違いしたという話を思い出しました。

まさか~と小ばかにして聞いていたけど、改めて橋の上から見る瀬戸内海をみて、あながち嘘ではなかったのかもとふと思いました。

それにしても自転車だから大丈夫だろうと余裕をかましていましたが、日頃全く運動をしていない私は、自分でも驚くほど早い段階で、疲れてしまい、みんなから少し遅れを取ってしまいました。

何とかそれ以上の差が開かないようにペダルを踏んでいると、「大丈夫?」とさっきまで先頭を走っていた工くんが待ってくれていました。

「無理しないで、ゆっくりいこう。」と私に合わせて走ってくれました。少しでもしんどくならないように道中は色々と話してくれて工くんの話は面白くて、お陰で疲れを忘れて走っていました。

そして、ゴール地点。

サイクリストの聖地の記念碑に到着し、欠かせない記念写真を撮りました。

こうして、しまなみ海道のサイクリングは景色も綺麗で、みんなで走り切ったときの何とも言えない爽快感がたまらず、私はこれを機に自転車にハマったのでした。

さらに、工くんともこれを機に仲良くなって、その後何度か二人で食事に行くようになり、初めて二人で自転車を乗りに行った時に、告白されて付き合うことになりました。

付き合いだして1年。

久しぶりにあのメンバーでしまなみ海道を走ることになって、私は前日、まるで子供の遠足前夜のようにワクワクして眠れませんでした。

当日は天気も良くて、風を切って走る爽快感ときれいなしまなみの景色。
そして、気心のしれた仲間と走る楽しさでペダルを踏む足もどんどん勢いがついていきました。

そして、お決まりのサイクリストの聖地の石碑に到着し休憩を取っていると、先輩がせっかくだからみんなで写真取ろうよと石碑の前にみんなを集めました。

側に行くと、「せーのっ!誕生日おめでとう!」とみんなが言ってくれて「これ誕生日には少し早いけど私たちからのプレゼント」とボックスを手渡され、開けてみると自転車に乗った私が出てきました(笑)

そしてプレゼントの中身は、ジュエリーボックスが入っていて、開けるとオルゴールが流れてきて、よく聴いてみると私と工くんが好きで二人でよく聴いている曲でした。

わざわざオリジナルで作ってくれたみたいで、素敵なプレゼントにとても感動しました。

するとさっきまで近くにいた工くんの姿がなくて、何処に行ったのだろうかと思っていると、後ろから「ミナミ」と声がして振り返ると工くんが立っていて、同時に片膝をついたので私が動揺していると、工くんが小さな箱を差し出しました。
中には指輪が光っていました。

「これからは人生も僕と一緒に走って欲しい。結婚してください。」と。

私は涙でのどを詰まらせながら、「はい、お願いします。」と答えました。
そして、その指輪を薬指にはめてくれました 。

みんなもとても喜んでくれて、周りにたまたまいたサイクリスト達も拍手してくれて「おめでとう!」「お幸せに~!」という声が聞こえてきました。
私に内緒で前々からみんなでサプライズの計画を立ててくれていたようです。

あの忘れられないプロポーズからもうすぐ2年半。

お陰さまで結婚生活も順調で、子どもも生まれました。

いつも何をやっても長続きしなかった私が趣味の自転車と工くんとの結婚生活は続けられています(笑)

いつか子どもも自転車に乗れるようになったら家族でしまなみ海道のサイクリングに行くことを今は夢見ています。

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