IDEA
母の日サプライズは特別なランプでいつものお花がぐんとオシャレに!
お花が大好きな母へ、オシャレなランプをサプライズでプレゼント
母の日の夜。
自宅でくつろいでいると、母から電話がかかってきました。

「もしもし、あゆみ? お母さんだけど、いま大丈夫?」
『うん、大丈夫だよー』
「母の日のプレゼントありがとう! こんなオシャレなランプ、初めて見たよ。早速飾らせてもらったんだけど、さっきまでテーブルに飾っていたお花と同じだとは思えないほどオシャレになって! お母さん、お花を飾るのがもっと楽しくなりそうだわ」
弾んだ声でイキイキと話す母の声に、私までうれしくなってきました。
これは昨年、コロナ禍のためになかなか会えずにいた母へ贈った、ちょっと特別なサプライズプレゼントのアイデアです。
直接会えない今年の母の日はいつも以上に寂しさが募って……
2020年5月上旬。
本当ならGWを使って隣県にある実家へ帰り羽を伸ばす予定だったのですが、突然の感染症流行によりそれどころではなくなってしまいました。
『あーぁ、久しぶりにお母さんとカフェに行って色々話したかったのになぁ』
外出もままならない中、一人暮らし&リモートワーク中の私は孤独で押しつぶされそうな気持ちです。

私は昔から母が大好きで、暇さえあれば友だちや彼氏ではなく母と出かけていました。
社会人になって一人暮らしを始めてからも、車で1時間の距離ということもあり頻繁に帰省。
仕事が上手くいかないときや疲れたときには、母のおいしいご飯を食べて元気をもらっていました。

それなのに、今や気軽には帰れない距離!
慣れないリモートワークにあくせくしている話や、通販で大量買いした荷物を颯爽と持ってきてくれたイケメン配達員さんの話をお母さんに聞いてほしいのに!
今までのようにはいかない生活に、寂しさばかりが募っていきます。
おうち時間をもっと楽しめるようなプレゼントを贈りたい
『リモートワークのおかげで残業は減ったし、通勤時間はゼロだし。なんか時間がたっぷりありすぎて、散財しちゃってるなぁ。……あ! そうだ、もうすぐ母の日だし、どうせ散財するならお母さんにプレゼント買おう』
ふと、約2週間後にある母の日の存在を思い出した私は、母の日に贈るプレゼントを探していきます。

昨年までは母の大好きなお花をたくさん買って、直接渡しに行っていました。
でも今年は郵送するしかないので、発送する時間を考えていつもより早めにリサーチ開始です。
『毎年贈っているお花を郵送してもらうっていうのもいいけど、なんだか物足りないなぁ。直接顔を見られない分、いつもより特別な何かをプレゼントしたいんだけど……』
しばらく頭を悩ませていると、なんだかオシャレなランプを発見しました。
『うわぁ、こんなオシャレなランプがあればお部屋がパッと明るくなりそうだな。あ、これフラワーベースもセットになってるんだ。お母さんお花が大好きだし、こんな素敵なアイテムがあればおうちで過ごす時間がもっと楽しくなりそう!』
見た目のオシャレさで心を奪われたのですが、しっかり調べていくと機能性も抜群!
ランプなのでどこかにスイッチがあるのかと思ったのですが、スイッチではなくタッチセンサーになっていて、金属部分に軽く触れるとON・OFFの調整と3段階で明るさの調整ができるそうです。
ベッドサイドに飾るとおやすみ前の読書用ライトにも活躍してくれそうですし、ライトを消して和室に飾ってもモダンテイストな旅館のような雰囲気になって、センスが良いなぁと思いました。
職人さんによる手作りアイテムという点も、個人的に心惹かれたポイントです。
なかなか会えない今だからこそ、丁寧に作られた上質なプレゼントを贈りたいと思う私の気持ちにマッチしています。
サイトには2種類あったのですが、母はかわいらしい雰囲気が好きなのでコロンとしたシルエットがかわいいデザインに決定。
3営業日ほどで発送してくれるとのことだったので、その間に母への手紙を書いたり、ランプに合いそうなお花を手配したりして、到着を待ちました。
一度我が家へ届いたランプに手紙を添えて、実家へ発送します。
直接会えない初めての母の日。
一体どんな反応なのか、内心ドキドキしながら当日を待ちました。
趣味を楽しむ母から連日送られてくる写真でサプライズの成功を確信!
当日の夜、無事にプレゼントを受け取った母から電話が鳴りました。
「ありがとう! ほんっとにありがとう」
と何度も繰り返す母の声に、私までうれしくなってきます。
とはいえ、直接顔を見られたわけではないので、部屋とランプの雰囲気が合っているのか、使い勝手がどうなのかなど、不安な気持ちは少しだけ残っていました。
しかし、毎日LINEで母から届く写真には日々表情を変えるランプの姿がしっかりと映り込んでいます。
「あゆみがくれたお花が枯れてしまったので、新しいお花をお迎えしたよ! 教えてくれた花言葉がうれしかったので、今回も同じお花です」
そういって送られてきたのは、かすみ草とマーガレットが飾られたランプの写真。
実は母の日当日、ランプとは別便でお花が届くように手配しており、そのお花がかすみ草とマーガレット(と、ラベンダーとユーカリ)だったのです。
母はお花が大好きなので花言葉にも詳しいのですが、きちんと想いを伝えたくて手紙とは別にそのお花を選んだ理由を花言葉とともに記しておきました。

マーガレットは“信頼”。
かすみ草は“感謝、無垢の愛”。
(ちなみにラベンダーは“献身的な愛”、ユーカリは“思い出”という花言葉で選びました)
母は私にとって1番信頼している存在で、20代半ばの大人になった今でも大切にしてくれる母からの愛情に感謝しています。
これからもたくさんの思い出を作っていきたいと願いを込めて、この花を選びました。
『お母さん、花言葉もお花もこんなに喜んでくれていたんだなぁ』
別の日には、新しく買った文庫本を枕元に置いて、ランプとともに撮影した写真が届きました。
「見て! このランプ、こんな使い方もできてとっても便利だよ」
と興奮気味の様子です。

さらに別日には、
「お友だちとZOOMでお茶会したんだけど、後ろにランプが映ってたみたいで『あれ何?! とってもオシャレねぇ』って褒められたのよ」
とうれしそうなメッセージが届きました。
続々と届く母からの写真で、今回のサプライズが思っていた以上に喜んでもらえていたことを実感し、とてもうれしい気持ちです。
そしてふと、
『……あれ? なんだかお母さんの方がおうち時間を上手に楽しめてるような……(笑)』
そう気が付いた瞬間、寂しさが少し落ち着き、不安もどこかへ飛んで行ってしまいました。
それから何度か、感染状況が落ち着いたタイミングで帰省していましたが、1年経った今でもなかなか気軽には会えない状況です。
でも、去年と違うのはおうち時間の過ごし方。
1人暮らしの寂しさも多少はありますが、それすらも上手に楽しみながら過ごせるようになってきました。
今年の母の日にはまた、おうち時間がもっと楽しくなるような特別な何かを贈れたらなぁと色々考えています。