IDEA
鬼滅の刃が好きな子どもに贈るクリスマスのサプライズアイデア
鬼滅ごっこで映画のチケットをプレゼント
「ママ、『鬼滅の刃』の映画いつ連れていってくれるの?」
冬休みを間近に控えたある日、小4の息子が聞いてきました。
「鬼滅の映画はパパと行く約束でしょ」
「でもパパ忙しいからなかなか連れていってくれないよ。もうみんな見たっていうんだよ、うちだけまだ見てないんだよ。なあ?」
息子が小2の妹に向かって同意を求め、下の子もうんうんと頷きます。
『鬼滅の刃』が流行っていますよね。
例に漏れず、うちの子どもたちのクラスでも『鬼滅の刃』は大人気です。
映画も大ヒットしており、見に行ったという子もたくさんいるのですが、我が家ではまだ行けていません。
それというのも、子どもたちと一緒にハマった夫が「映画に連れていってやるからな!」と言い出したから。
「しょうがないでしょ、パパも一緒に映画見たいんだから」
私の言葉に子どもたちはぶーぶー言いながら、録画してあるアニメを繰り返し見ては、鬼滅ごっこをしています。
『鬼滅の刃』にハマっている子どもたちのために、私が用意したクリスマスプレゼントは、『鬼滅の刃』の半纏。
作品が和風だからコスチュームを半纏にしても違和感がないので、冬の防寒着にと選びました。
クリスマスには少し早いのですが、寒さも本格化してきたので、枕元にセット。
ついでに、上の子には炭治郎の刀、下の子には禰豆子の竹も置いておきます。
実はこれ、本物のクリスマスプレゼントへの「仕掛け」なのです。
翌朝、プレゼントを見つけた子どもたちは大喜び。
その日の夜、半纏を着て、嬉しげにしている二人の前に、突如として鬼が現れました。
節分の鬼のお面なのはご愛敬。

「悪い子はいないか?」
「あ、パパが鬼になってる!」
娘が叫んで飛び掛かると、鬼になった夫が禰豆子の半纏を着た下の子をつかまえて、連れて行こうとします。
「大変、お兄ちゃん、鬼をやっつけて!」
私がけしかけると、上の子があわてて鬼を刀でバンバン叩きました。
鬼が手を離すと、下の子が鬼に一発蹴りを入れます。
「痛いっ」という叫びとともに(たぶん演技じゃないですね)何かを落として、ヒイヒイと逃げていきました。
「あ、これ!」

落としていったのは、一目でクリスマスプレゼントだとわかるラッピングの袋。
二人がそれを開けると、中からお菓子と映画のチケットが出てきました。
「映画の券だよ、ママ!」
「パパからのクリスマスプレゼントだよ」
パパが鬼のお面を外して戻ってきて言いました。
「遅くなったけど、映画に行こうね」
子どもたちは大喜びです。
これがパパからの本物のプレゼントなのでした。
炭治郎と禰豆子になりきって鬼を退治してもらうアイデアを思いついた理由
そもそもどうしてこんなサプライズを思いついたのかというと、どうしても夫が子どもたちと一緒に『鬼滅の刃』の映画に行きたい、というところに起因しています。

子どもたちのクラスで流行っているアニメが社会現象になってきたころ、夫も「仕事で使えるかもしれないので」と見てみたところ、見事にハマってしまったのです。
映画はテレビシリーズの続編ということでとても楽しみにしていたのですが、仕事が忙しくなって公開直後に子どもたちを連れて行くことができず。
子どもたちががっかりしているので、それなら私が代わりに連れていこうかと言えば、
「それはいやだ」
「冬休みくらいになれば仕事は落ち着くはず」
とのことだったので、じゃあ映画に連れていくことそのものをクリスマスプレゼントにしてしまおうという話になりました。
しかし、ただ映画に連れていくだけではワクワク感が足りない。
うちの子どもたちは兄妹なので、炭治郎と禰豆子になりきって鬼滅ごっこをしていることが多いため、
「じゃあ鬼になって退治され、逃げる時にプレゼントを落としたらおもしろいかも」
ということを思いついたのです。
炭治郎と禰豆子になりきって鬼を退治してもらうためにやったこと
このサプライズのポイントは、「炭治郎と禰豆子になりきって鬼を退治してもらうこと」にあります。
そこで子どもたちに炭治郎と禰豆子になりきってもらうためのアイテムを探すことにしました。
ネットショップで検索をしてみれば、本格的なコスプレ衣装から、キャラのコスチュームに似せたデザインのトレーナーまでいろいろありましたが、その中から私が選んだのは半纏です。
季節柄寒くなってくるので室内で防寒着としてちょうどいいこと、物語が和風なので半纏がデザイン的にもマッチするためです。
それだけでは物足りないので、サブアイテムとして炭治郎には物語のタイトルにもなっている刀、禰豆子にはトレードマークの竹も用意することにしました。
刀は固いものだと人や家具などを傷つけてしまうおそれがあるため、ウレタン製のやわらかいものをチョイス。
すべてネットショップで見つけました。

『鬼滅の刃』の鬼は外見が怖いため、夫の鬼の面は節分のもので代用です。
あとはチケットを入れるラッピングバッグですが、これは100均で探しました。
チケットだけでは寂しいので、お菓子を詰め合わせてクリスマスプレゼントの手配は完成です。
アニメにちなんだサプライズを入れたので、子どもたちの映画へのワクワク感をより高めることができ、よいアイデアだったと思います。
