STORY
敬老の日サプライズ!お庭でグランピング体験をプレゼント
敬老の日サプライズは自宅の庭でグランピング!
敬老の日当日、娘二人は計画通り私の義父母を誘って、市内のショッピングモールへ買い物に出かけました。
早速私たち夫婦で敬老の日サプライズの準備開始です。
事前に購入しておいたワンポールテントとポータブルハンモックを庭に設置。
そしていつもバーベキューで使用している木のテーブルとチェアを倉庫から引っ張り出し、パラソルを立てて、ワンポールテントとパラソルをガーランドで繋いで飾り付けると、自宅の庭にグランピングスペースが完成です!

諸経費:約2万円 準備に要した時間:2時間!
とはいってもほとんど夫一人に任せて、私は料理の準備をしてました(笑)
夫は既に疲労困憊です(笑)
サプライズアイデアに結び付いた娘のわがまま
実は1ヵ月前……
高校生の長女がいきなりグランピングに行きたいと言い出しました。
どうやら仲のいい友達が家族で行ったらしく、その土産話を聞いて自分も行きたくなったようです。
それを横で聞いていた次女もすぐに便乗。
「私も行きたい!」
と二人そろってスマホでグランピング施設を検索しています。
しかし私は大のキャンプ嫌い。
まず虫が苦手。そしてお風呂に入らず寝るなんて考えられない!と長女に言うと、
「ママ、キャンプとグランピングは違うんだってば!」
と言いながらスマホの画面を見せてくれます。


画面をみると確かにおしゃれで衛生的にも清潔そうで、昔のキャンプとは違うようですが、私にとっては屋外で寝る! という点では同じ扱いなのです。
断固反対する私と娘二人が押し問答をしていると夫が帰宅。
すぐさまパパへおねだりする娘の話を聞いた夫が適当に出したアイデアは……
「うちの庭でテント貼ってグランピングすればいいじゃん。ママは風呂も入れるし自分のベッドで寝れるし」
その時の娘二人の呆れた顔は傑作でした(笑)
そんなことがきっかけで敬老の日サプライズに発展するとはこの時には思いもしていませんでした。
ガーデニング好きな義母と庭が好きな義父
義母と義父はとにかく庭が好きで、義母はガーデニング、義父は植木や苔の手入れを欠かしません。
そんな両親に向けて、毎年お祝いする敬老の日のプレゼントを考えていると、ふと娘たちが行きたがっていたグランピングを思い出しました。
しかも夫が適当に答えたお庭でグランピングというアイデアです。
義父母が好きな庭で敬老の日を祝うことに手作りグランピングを組み合わせるのは斬新なアイデアだと思いませんか!?
私は娘たちにおじいちゃん、おばあちゃんを喜ばせるためのサプライズアイデアとして我が家のオリジナルグランピングを提案してみると、二人とも乗り気になってテントやハンモックをネットで探しはじめました。
娘たちにどんなグランピングにするか自分たちで考えてごらんと伝えたので、選んで作れる楽しさを感じているのだと思います。
私もどんな料理を作るか、レシピを考えて娘たちと話し合うと、どんどん楽しくなっていきました。

プレゼントもいいけど、たまには「体験」をプレゼント!
娘たちが選んだワンポールテントとハンモック、そしてガーランドで飾り付けた手作りグランピングにバーベキューセットと手作り料理。
ショッピングモールから帰ってきた義父母と娘たちは全く景色が変わった我が家の庭をみてビックリです!
義父が毎日手入れをしている庭は剪定が行き届き、深みのある緑色の苔が鮮やかに広がっています。
そして義母が庭のほとりに咲かせているガーデニングの花に囲まれた癒しの空間で過ごすグランピングの始まりです。
夫が、
「今年の敬老の日は庭でお祝いしよう」
と言ってみんなでテーブルを囲み早速乾杯!
義父母もいつもと違う景色が新鮮なようで、娘たちと一緒にテントに入ったり、ハンモックに乗ったりして一家団欒のひとときを過ごすことができました。
75歳を過ぎた義父母が実際のグランピングに出かけるのは難しいと思うのですが、発想を変えてグランピングを我が家に持ってくると新しい体験をプレゼントすることができました。
こんな風に山や海に出かけなくても、植物との触れ合いがある暮らしができるとストレス軽減にもなるし、心と体を健やかに保つ手助けになるのではないでしょうか。
敬老の日のお祝い、カタチとして残るプレゼントもいいけれど、たまにはこのような「体験」をプレゼントするのもいいですね。
そして、これからもガーデニングと庭の手入れを楽しみながら続けてもらって、長生きしてくれることを願っています。
