IDEA
【節分の日の新しい楽しみ方】お年頃の息子たちを笑顔にするサプライズ
イベントごとはいつも「全力で楽しむ」が我が家のモットー!
我が家には、小学校4年生と3年生の男の子が2人います。
まわりの先輩ママから、
「男の子は中学生にもなると一緒に出かけてもくれなくなるからさみしいよ~。思い出作りするなら今のうちだよ!」
と言われていたこともあり、誕生日やクリスマスなどのイベントでは、家族全員が全力で楽しむことをモットーにしてきました。
もちろん、もうすぐやってくる節分も、我が家にとっては大切なイベントのひとつです。
節分の日恒例の豆まきがマンネリ気味に……。
これまでの節分では、夫が鬼に扮して息子たちを驚かせ、
「鬼は外~!」
と言いながら、豆をまいて鬼を撃退するというのがお決まりでした。
息子たちが小さかった頃は、鬼を怖がって大号泣したり、弟を守ろうとする長男のやさしい一面を垣間見ることができたりしたことも。
どれも私にとって大切な思い出です。

けれど、最近ではもう鬼がパパであることを理解しているためか、子どもたちはちょっぴりしらけ気味。
小さかった頃に比べると何だか盛り上がりにも欠け、節分の日が少しマンネリ化してきていました。
また、息子たちが鬼である夫に全力で豆を投げつけるため、夫が痛がって、
「もう鬼役をやりたくない」
なんて言い出す始末。
私は、
「そろそろ節分の豆まきも楽しめなくなるお年頃になってきたのかな……」
と、さみしさを感じていました。
お年頃の息子たちを楽しませるため思いついたサプライズとは。
でも、節分はこれまで家族みんなで思い出を重ねてきた大切なイベント。
楽しむことをまだ諦めたくはありません。
何か家族みんなが笑顔になれて楽しめるようなアイディアはないか……。
そこで色々模索した結果思いついたのが、その名も「逆・豆まき作戦」です。
本来、鬼に対して豆をまくというのが豆まきの在り方ですが、この作戦では豆をまくのは鬼側。
そしてまくのは豆ではなく、ラムネや飴玉、チョコレートなど息子たちが好みそうな小さなお菓子たちです。

さらにラムネ1ポイント、飴玉2ポイント、チョコレート3ポイントといった具合でそれぞれにポイントを設定して、たくさんのポイントを取った方が勝ちというスタイルにすれば、ゲーム感覚で楽しめるのでは? と考えたのです。
ちなみにこれを思いついたきっかけは、芸能人たちが神社やお寺で豆をまいている姿をテレビで見かけたときのこと。
大人たちがキャーキャー言いながら豆に食らいついていく姿を見て、「これだ!」と思いました。
いよいよ節分の日当日! 息子たちの反応は?
そして、いよいよ迎えた節分の日。
食後、鬼に扮したパパが息子たちのいるリビングにお出ましです。
「もうパパってバレバレなのに、パパも毎年大変だねえ」
なんてやれやれ顔で話している息子たち。
息子たちにはサプライズしたかったため、あえて当日まで「逆・豆まき作戦」の概要は知らせていませんでした。
いよいよ主人が「逆・豆まき作戦」の概要を伝えると、さっきまであまり乗り気そうではなかった息子たちの目が、次第にキラキラとしたものへと変化。
そして、鬼役である主人がお菓子をまきはじめると、すごい勢いで飛びついていくではありませんか。
「やったー! 俺3ポイントゲット!」
「ずるーい! パパ早く投げて!」
と息子たちは大盛り上がり。

私も参加してみたのですが、これが意外と大人でも楽しくって。
結果は長男が勝利したのですが、次男においては、
「来年は俺が絶対勝つんだから!」
と、早くも来年の節分でのリベンジを誓っていました。
ゲームや勝負ごとが好きな息子たちにとって、「逆・豆まき作戦」は、ドンピシャだったようです。
こんなに家族みんなではしゃいだのはいつぶりだったでしょうか。
想像していた以上に楽しい節分の日を過ごすことができました。
豆まきは本来邪気払いの意味合いで行われるものであり、我が家のこのスタイルは正式なものではありません。
けれど、家族みんなが笑って過ごせることが一番の邪気払いになるのかもと私は感じています。
次男のリベンジも叶えてあげたいため、しばらくの間、我が家の節分はこのスタイルが定番となりそうです。