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【長い間待たせてごめんね】バンドマンの彼からの最高に素敵なサプライズプロポーズ
6月と言えばジューンブライド。
私がしてもらった素敵なサプライズプロポーズを紹介します。
彼と付き合って4年。同棲して2年。
そろそろ結婚を考える頃。
けれど、肝心な彼と言ったら結婚のことより趣味のバンド活動に夢中になっていました。

まぁ、音楽をやっている彼を見てカッコイイと思ったわけだから、バンドを辞めてまでは言わないけど、
もう少し私たちの将来のこと考えてほしいと、沸々とした想いが湧いていました。
だけど、なかなか彼に結婚のことを言い出せないでいました。
両親や親戚からも、まだ結婚しないの?とか、いつするの?とか言われることにイライラ。
一番そう思ってるのは、私自身だっつーの!
しかも、この頃の彼は仕事も忙しくなって、残業ばかりでなかなか2人でゆっくり話す時間もなかったから、私だけ将来のこと考えて、どんどん寂しい気持ちになっていきました。
私のこと好きじゃなくなったのかな…
もしかして残業といいながら浮気してたらどうしよう…
負のスパイラルに疑心暗鬼になっていました。
ある日…
珍しく彼が
「今度の休みは久しぶりにあのお店で食事しよう」
と言ってきました。
あのお店というのは私が昔から好きなカフェで、友達と女子会をしたり彼とのデートでもよく行くお店で、店員さん達も顔なじみになっていました。
最近は忙しくてなかなかゆっくりデート出来なかったから私を気遣ってくれたのです。

デート前日。
実家で、久しぶりにデートしてディナーに連れてってもらう話をして、
家族も近頃元気のなかった私の様子を心配していたので、ウキウキしている私に
「良かったねぇ、楽しんでおいで!」
と嬉しそうに言ってくれました。
そして、 当日。
お店に入るなり、相変わらずの店員さんたちが笑顔で迎えてくれて、
「久しぶりだねぇ。元気してた?」
「今日はゆっくりしていってね」
と優しい言葉をかけてくれました。

おしゃれな店内、可愛いシャンデリア、
やっぱりこのお店好きだなぁと改めて思いました。
ここへ来ると決まって頼むメニュー。
なにを食べても間違いなく美味しい料理。
彼との会話も弾み幸せの時間でした。
そろそろ食事も終わりかけ…
甘いものでも注文しようかと思っていると、店長が各テーブルを回って一席ずつにキャンドルを置いていっていました。
私たちのテーブルにも置きに来てくれて、
「今から少し照明を落として、スクリーンに素敵な映像を流すので、それを見ながらゆっくりしていってね。」
と。
照明が暗くなり一気に大人な雰囲気の店内。
すると店内の音楽が止まり一瞬静かになりました。
しばらくするとまた音楽が流れはじめ、しかもその音楽は私たちのお気に入りで、普段部屋でも車の中でもよくかけている曲だったので、私はうれしくなって彼にひそひそ声で
「何が始まるんだろうね。」
と言った瞬間、
スクリーンに映像が映し出されました。
店内のお客さんみんな釘付けでみていました。
私もどんな映像なんだろうと見ていると、写真が出てきて、なんだかどこかで見たことあるような…

『え~~~~~!!!!!うそっ!!なにこれ!!』
そう、そこには私の写真が映し出されていました。
彼と出会ってから今までの思い出の写真が次々と音楽と共に映し出されました。
それは写真と動画で作られていました。
『いつの間にこんなもの…』
最後にスクリーンに映し出された言葉。
『今まで沢山心配かけて泣かせることもあったけど、これからはそれ以上の沢山の笑顔にさせるから。愛しています。』

恥ずかしさと嬉しさと予想もしなかった状況にドキドキが止まらないでいると、
音楽のボリュームが下がり、ライトが照らされました。
横に大きな赤い薔薇の花束を持った彼がいて、
「一生幸せにしてどんなときも君を守ります。結婚してください。」
とプロポーズをしてくれたのです。
私は、さらに予想していなかった突然のプロポーズに涙が溢れて、
喉を詰まらせながら、「お願いします。」と答えました。
すると、店内に拍手が響き、たくさんのおめでとう!の声が聞こえてきました。
聞き覚えのある声がしてその方を見ると、そこに友人たちや家族が集まって来てくれていました。
それにも驚きましたし、友人や母も目を潤ませているのをみて、さらに感動して涙がこぼれました。
お店からのはからいで、特製のケーキを出されました。
さらに友達が、みんなのメッセージカードが入った可愛いボックスをプレゼントしてくれました。

みんなの温かい言葉や、今まで私に内緒にし、私たちのためにわざわざ集まってくれたことに、
本当に嬉しくて胸がいっぱいになりました。
そのあとみんなで写真を撮って楽しくケーキを食べながらワイワイしました。
この日は私たちが初めて出会った日で、彼は出会った日をちゃんと覚えてくれていて、この日に合わせて準備をしてくれたみたいです。
これが、私が体験した素敵なサプライズプロポーズ。
後から知ったのですが、
残業と言っていた時も実はこのサプライズプロポーズのためのお店やDVD制作の方や友達との打ち合わせやら撮影やら、指輪の手配などで色々大変だったようです。