子どもたちと「それいけ!アンパンマン」でコスプレハロウィン
いよいよハロウィンパーティーの日、リビングで遊んでいる子どもたちの目の前に突然現れたばいきんまん!
長女の美咲がびっくりした表情で、
「ママ!! ばいきんまんがきた~!!」
と大声で叫んだとたん、次女の美麻は走って私の後ろに回り、スカートをつかんで離しません。
ばいきんまんの正体は夫。子ども用のばいきんまんコスチュームを強引にかぶっているので、胸から下は普通の人間です。
それがよけいに気持ち悪いのかもしれません。
私は美咲と美麻に、
「ばいきんまんを倒せるのはだれ?」
と聞くと、二人とも声を揃えて
「アンパンマン!」
と答えます。
「じゃあアンパンマンに変身だ!」
と言いながら子ども部屋に連れていき、用意していたアンパンマンのコスチュームを二人に見せると大喜び!
そしてばいきんまんはパパだということを伝えると、アンパンマンなりきりベストをまとった美咲と美麻は、
「パパをやっつけるぞ!」
とアンパンマンに負けず劣らずの勢いでリビングに向かいました。
そして二人を待ち構えていたばいきんまんことパパに向かって、体当たりやキックの連続攻撃を仕掛けます。
しかし大人が扮したばいきんまんには全く歯が立ちません。
娘たちの体力が消耗してきたタイミングで、
「美咲、美麻、しょくぱんまんに助けてもらおうよ!」
と言うと、
「どこ!? しょくぱんまん どこにいるの!?」
と周囲をキョロキョロ見渡しています。
さて、しょくぱんまんはどこに!?
子どもとおうちで楽しむハロウィンパーティーに向けて
4歳の美咲と3歳の美麻はとても仲が良く、アンパンマンが大好きなかわいい姉妹です。
私たち夫婦は子どもたちを楽しませるため、おうちでハロウィンパーティーを考えることにしました。
ハロウィンといえばコスプレ。
衣装については最初から決まっています。
二人の大好きなアンパンマンコスチュームをネットで注文することにしました。
本当はアンパンマンとメロンパンナちゃんの衣装が欲しかったのですが、いくらさがしても「アンパンマン」「ドキンちゃん」「ばいきんまん」しか見当たらないため、二人ともアンパンマン衣装とし、せっかくばいきんまんがあるならと、夫がかぶることに。
そうなると、登場キャラクターの設定から流れは決まってきますよね。
「アンパンマン=二人の娘」vs「ばいきんまん=夫」
夫が、せっかくだからママも何かコスプレすれば? と言い出したので、ジャムおじさん、カレーパンマン、しょくぱんまんと探してみたのですがコスプレ衣装は見当たらず、あきらめることに。
親子のアンパンマン劇場が終わったあとのパーティー用メニューを考えることにしました。
アンパンマンキャラクターのもう一人のヒーローはサプライズで!
パーティー用メニューを考えつつも、どうしてもアンパンマンのキャラクターが頭から離れず、メニュー探しと兼ねてカレーパン、食パンと検索していると、不思議な食パンが目に飛び込んできました。
それは、本物の食パンで作られた世界にひとつのインテリアライト。
本物の食パンをくり抜いた中に、照明を組み込んだインテリアライトは、とてもやさしく暖かな光も放っています。
「そうだ! このライトをしょくぱんまんにしよう!」
私はばいきんまんの夫と対峙し劣勢となる娘二人の姿を思い浮かべながら、しょくぱんまんと食パンで作られたインテリアライトをかけたサプライズアイデアを思いついたのです。
ハロウィンの思い出をカタチとして残すインテリアライト
ハロウィンパーティー当日の続き……
「どこ!? しょくぱんまん どこにいるの!?」
と周囲をキョロキョロ見渡している娘たちに、
「美咲と美麻のお部屋へ行ってごらん!」
と言うと、二人とも急いで自分たちの部屋へ。
二人の後をついてドアを開けると、ウォールシェルフの上に暖かな光が見えます。
美咲と美麻が近づいてみると、そこにはしょくぱんまんのコスチュームを着た誰かではなく、食パンの形をしたライトが光っています。
(娘たちと夫がリビングで格闘している間に私がこっそりセッティング)
その時!
ばいきんまんの夫が突然苦しみだすという迫真の演技!
「うー! その明かりを消してくれ~! 息苦しい~」
と言いながら倒れこみました。
私が、
「しょくぱんまんが素敵なライトで美咲と美麻を助けてくれたね!」
というと、二人とも不思議そうな顔をして食パンに触れると、明かりが点いたり消えたり。
「すごーい! これ貰っていいの!?」
「二人の部屋に飾っておこうね」
「やったー!!」
ととても喜んでくれました。
その後はハロウィンパーティーの食事。
いろいろメニューを考えて、かぼちゃのスープとパンプキンケーキ、パスタ。
そして食パンを使ったミイラピザ。
子どもたちには辛くて食べさせられません(笑)